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肌の赤みはなぜ起こる?原因に合わせた対策と治療法をわかりやすく解説

明るい洗面スペースで、手鏡を見ながら右頬の赤みを確認している女性。「肌の赤みはなぜ起こる?原因に合わせた対策と治療法をわかりやすく解説」というタイトルの入った美容医療コラムのメインビジュアル。

この記事を読んでわかること

  • 肌の赤みが起こる主な原因
  • 赤ら顔、ニキビ跡、炎症による赤みの違い
  • 赤みの原因に合わせた美容クリニックでの治療方法
  • 日常生活やスキンケアで気をつけたい赤み対策
  • メイクで肌の赤みを目立ちにくくする方法

顔の赤みを目立たなくしたいときは、まず赤みの原因を見分けることが大切です。
「肌の赤み」といってもその原因は様々で、血管拡張による赤ら顔、ニキビ跡の赤み、繰り返す炎症による赤みなどがあり、原因によって適切なケアや治療が異なります。自己流で強くこすったり、合わないスキンケアを使い続けたりすると、かえって赤みが長引くこともあるため注意が必要です。
原因によっては日常生活やスキンケアの見直しで整えられる場合もありますが、変化がないときは、フォトフェイシャルやケミカルピーリング、イオン導入、内服など、原因に合わせた美容医療が改善の助けになることもあります。
このコラムでは、肌の赤みの主な原因、毎日できる赤み対策、原因別に選びたい治療法まで、わかりやすくご紹介していきます。

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肌の赤みの原因とは

女性が頬の赤みに手を触れているアップの構図の実写写真。

肌の赤みの原因には、毛細血管が関係しているものや繰り返す炎症によるものなど様々です。そのため、原因に合った治療法やケアは異なるため、自分の赤みがどのタイプに近いのかを知ることが改善への近道になります。

血管の拡張による赤ら顔とは

赤ら顔とは、毛細血管が拡張して血管が肌の表面に赤く浮き上がってしまう症状のこと。毛細血管拡張症ともいいます。
人によって毛細血管拡張症のタイプは異なり、血管が確認できない程度の方もいれば、肌表面に血管が線状に浮き出て見えるタイプの方もいます。毛細血管が多くある鼻や頬周りで、症状を認められることが多いです。
毛細血管が拡張する主な原因は、繰り返す炎症によるものです。炎症が起こると、免疫細胞の移動の促進や、損傷した組織の修復に必要な栄養素と酸素を供給するために、血管が拡張します。体の防御メカニズムのひとつで自然な反応ですが、炎症が繰り返されることで、赤ら顔としての印象が強くなりやすくなります。
毛細血管拡張症は、色白の人や皮膚が薄い人に表れやすく、生まれつきの要因があることも特徴です。また、温度差や精神的影響によっても赤みがでるので、緊張していたり飲酒していたりするとより症状が強く出る傾向があります。

参照元:尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン 2023

ニキビ跡から生じる赤み

ニキビができて炎症が起きると、そのダメージから皮膚を守るために毛細血管がニキビ跡に集中して、うっ血することがあります。
また、ニキビ跡によっては、まだ炎症していることで赤みが続いていることもあります。

ニキビ跡の赤みを残さない・長引かせないためには、ニキビの悪化を抑えることが重要ですが、ニキビのできにくい肌に整えることも大切です。

繰り返す炎症による赤み

ニキビによる炎症が強い場合や、同じ場所で何度も炎症が繰り返されている場合、皮膚にダメージを受けることから表皮や真皮が薄くなります。そして毛細血管が集まり赤みが長期間続いてしまうことがあります。
繰り返した炎症によって、肌自体もダメージを受けている状態のため、赤みの対処と同時に、ダメージを受けた肌のケアも行うことで、より効果的に赤みの解消が可能です。

毛細血管の拡張による赤みは、セルフケアでは改善が難しいため、炎症を初期の段階で改善してあげることが、後々に赤みを残さないためにも大事になります。

肌の赤みの原因別治療

女性医師が頬の赤みを相談するお客様の肌状態を確認している様子

赤みの原因がわかったところで、ここからは赤みに対する治療方法について、原因別に解説していきます。

赤ら顔に対する治療法

毛細血管が拡張することで皮膚が赤く見えてしまう赤ら顔への治療方法としては、フォトフェイシャルがおすすめです。
フォトフェイシャルは、顔の表面に広がった余分な毛細血管を破壊し、縮小させることができるので、肌表面の赤みを目立ちにくくする効果が期待できます。

フォトフェイシャルによる毛細血管拡張の改善の様子を表した肌の断面のイラスト。

また、イオン導入をフォトフェイシャル後に併用することもおすすめです。肌のバリア機能により塗るだけでは肌の深部まで届かない有効成分を、皮膚の深部に浸透させることができるため、より美肌への効果が期待できます。

美容液が角質層までの浸透に対し、イオン導入は真皮にまで浸透することを表している肌の断面のイラスト。

フォトフェイシャルについて詳しくはこちら
イオン導入について詳しくはこちら

ニキビ跡の赤みに対する治療

赤みの残ったニキビ跡は、ターンオーバーとともに少しずつ改善していきますが、より早く改善を目指したい場合は、ビタミンCのイオン導入やケミカルピーリングなどがおすすめです。

軽度のニキビ跡の場合、ビタミンCのイオン導入により毛細血管拡張症を抑えて皮膚の血流を整えたり、過剰な皮脂分泌を抑え新しくできるニキビを予防したりするアプローチによって、赤みが強くなるのを抑えます。また、肌のターンオーバーを整えるケミカルピーリングも、今あるニキビ跡の改善のみならず、ニキビのできにくい肌に整えることも期待できます。炎症が深い場合や、炎症を繰り返している場合には、治った後にでこぼこのクレーターができてしまったり、自然には治らない赤みが残ってしまったりする可能性もあるため、早期に対策していくことが重要になります。

参照元:Easy as PIE (Postinflammatory Erythema) | JCAD – The Journal of Clinical and Aesthetic Dermatology

炎症による肌の赤みへの治療アプローチ

炎症による肌の赤みはニキビだけに限らず、掻き傷や強い摩擦などによっても起こります。この場合、まずは今起きている炎症を抑えることから始めましょう。

肌に強い刺激が続いている状態では、美容治療より先に、皮膚科で処方される塗り薬や内服で炎症のコントロールが必要になることがあります。

そのうえで、身体の内面からアプローチするビタミン剤や美肌の点滴などを検討するといいでしょう。

日常生活でできる肌の赤みケア

明るい洗面スペースで、頬の赤みを気にしながらやさしくスキンケアをする女性。

肌の赤みは普段の生活によって目立ちやすくなることもあれば、少し意識してケアするだけで目立ちにくくすることもできます。

赤みを改善したいときは治療だけでなく、日常生活の中で肌に負担をかけないことも大切です。

ここでは、ストレスや睡眠、洗顔と保湿、紫外線や温度変化など、毎日意識したいポイントをご紹介していきます。

ストレスと睡眠の影響について

ストレスや睡眠不足などによって、赤みを帯びた肌の修復が上手く進まなかったり、新たな赤みの原因を作り出したりしてしまいます。

私たちの体は、何らかのストレスを受けると、その事態に対処しようと交感神経を優位に切り替えます。それに伴って血管の収縮や覚醒反応が起こり、さらにその状態が続くと免疫機能の低下なども起こります。肌の生まれ変わり(ターンオーバー)も不調になり、すこやかな肌を保ちにくくなってしまうのです。

また、ストレスによってホルモンバランスが崩れると、皮脂の分泌を促す作用が強くなり、皮脂量が増加しやすくなります。これにより、ニキビが繰り返しできてしまうことで、炎症も繰り返され、結果治りにくい赤みのあるニキビ跡として残ってしまうのです。

ストレス管理と同じように睡眠の質を整えることも重要で、肌の修復を行う成長ホルモンは入眠から3時間前後の間に最も分泌されると言われ、このタイミングにどれだけ深い睡眠が取れているかが重要になります。

就寝の2時間前にはスマホなどのブルーライトを浴びないようにして、寝室を暗くする、触り心地の良い寝具を用意するなど、熟睡できる就寝環境を整えるようにしましょう。良質な睡眠はストレスの軽減にも効果的なため、一度就寝の環境を見直してみるといいでしょう。

肌に優しい洗顔と保湿の重要性

肌に赤みを起こさないためには、日々の洗顔や保湿も重要になります。
まずは、「洗顔」のポイントについて紹介します。顔は汗や皮脂、大気中のほこりや花粉、メイクなどの汚れが溜まりやすい部位なので、常に肌を清潔に保つように洗顔します。ただし、洗いすぎは肌のバリア機能を弱める原因になってしまうため、低刺激性の洗顔料とぬるま湯を使って、やさしく洗顔することを心掛けましょう。また、タオルや洗顔ブラシなどで顔をゴシゴシとこすってしまうと、角質層を傷つけ、炎症を引き起こしてしまう恐れがあります。しっかりと泡立てた洗顔料を手の平に乗せ、泡で顔を包むように洗いましょう。すすぎ残しのないように、しっかりと洗い流すことも大切ですが、洗い流す際もシャワーを直接当てるのでなく、手ですくったぬるま湯を優しく顔に押し当てるようにしましょう。

次は「保湿」のポイントです。
洗顔後は皮脂や天然保湿因子が洗い流されるため、皮膚のバリア機能が低下し、外部からの刺激や乾燥に対して敏感になります。

皮脂膜や角質層の保水機能が崩れ、肌内部の水分が外に逃げやすくなり、外部刺激を受ける様子を表した肌断面のイラスト。

そのため、肌の水分が蒸発しきらないうちに化粧水で水分を補いましょう。さらに化粧水を塗ったあとは、必要に応じて美容液などで栄養を補給し、最後に保湿剤やクリームを塗って水分を閉じ込め、肌を乾燥から守ります。このように、洗顔するたびに水分をしっかり補い保湿剤で保護することで、肌をダメージから守り、バリア機能の回復を促すことができます。敏感肌の方は摩擦に対してもデリケートなので、化粧水や保湿剤、クリームなどを塗る際もハンドプレスでやさしくなじませるようにしましょう。

紫外線対策と温度の影響

紫外線は、肌の赤みを悪化させる大きな要因のひとつとなります。

強い紫外線を浴びると肌に炎症が起こり、赤みやほてりが出やすくなります。この状態が長く続くと肌へのストレスも大きくなり、日焼けをきっかけに赤みが長引くこともあります。

もともと赤みが気になる方や敏感肌の方は、紫外線の影響を受けやすいため、毎日の対策が大切です。

外出時は日焼け止めを使うことに加えて、帽子や日傘を活用し、できるだけ肌への負担を減らすようにしましょう。紫外線対策は夏だけでなく、一年を通して、可能であれば室内にいるときも意識することが大事になります。

また、肌の赤みは温度変化によっても強く出ることがあります。

寒い場所から急に暖かい場所へ移動したときや、熱い飲み物、辛い食べ物、飲酒などをきっかけに、顔が赤くなりやすい方もいます。こうした刺激で毛細血管が広がると、赤ら顔が目立ちやすくなることがあります。

大切なのは、自分の赤みがどのようなタイミングで出やすいかを知ることです。

赤みが強く出やすいきっかけを把握しておくと、日常生活の中でも予防しやすくなります。

無理のない範囲で刺激を避け、肌にやさしい環境を整えていきましょう。

食事で考える肌の赤み対策

茶碗に入ったごはんを箸で持ち上げ、手前にはみそ汁、奥には焼き鮭と小鉢が並んでいます。

肌の赤みを改善したいときは、外側からのスキンケアや治療だけでなく、毎日の食事など内側からのアプローチも見直すことが大切です。
食生活の乱れは、皮脂バランスの崩れや肌荒れにつながりやすく、結果として赤みが目立ちやすくなることがあります。
反対に、栄養バランスを意識した食事は、肌をすこやかに保つための土台づくりに役立ちます。
ここでは、肌にやさしい食事の考え方と、意識したい栄養素についてご紹介していきます。

肌に優しい食事の選び方

糖質や脂質の多い食べ物は皮脂の分泌が活発になり肌トラブルが起こりやすくなります。
また、ダイエットなどで食事を抜いてしまうと自律神経が乱れ睡眠の質が低下してしまい肌トラブルの原因になります。
和食中心のバランスの良い食事を朝昼夜と摂ることが大切です。
お菓子や甘いジュースも肌には優しくないので避けた方がよいでしょう。
一汁三菜や「まごわやさしい」を意識して献立を組み立てるといいでしょう。

和食の基本「一汁三菜」を表したイラスト。主食・汁物・主菜・副菜をそろえる。
食事のバランス「まごわやさしい」を表したイラスト。それぞれの代表的な食材が描かれている。

赤み対策で意識したい栄養素

肌の赤み対策では、たんぱく質やビタミン、食物繊維などを意識するといいでしょう。

  • たんぱく質:お肌を作る基となる
  • ビタミン:体内の老化抑制や皮膚の再生
  • 食物繊維:腸内環境をサポート

肌の赤みが気になるときほど、特別なものを取り入れるよりも、まずは普段の食事を振り返ることが大事です。

不足しがちな栄養素を少しずつ補いながら、肌に負担をかけにくい食生活を続けていきましょう。

肌に良いたんぱく質・ビタミン・食物繊維のおすすめの食品や食材が描かれたイラスト。

メイクで肌の赤みをカバーする方法

肌の赤みは、スキンケアや日常生活の見直し、美容クリニックでの治療で改善を目指せますが、変化を感じるまでには少し時間がかかります。そのため、赤みが気になるときに活用できるメイク方法や整え方を知っておくと安心です。
ここでは、部分的な赤みをカバーする方法と、顔全体の赤みを自然に目立ちにくくする方法をご紹介していきます。

日常生活やスキンケアに気を付けたり、美容クリニックで治療をすることで赤みの軽減に繋がりますが少し期間がかかってしまいます。こちらでは、少しでも赤みを抑えたようにみえる、赤みのある方へおすすめするメイクのポイントについてお伝えしていきます。

部分的な赤みのカバー

小鼻まわりやニキビ跡など、部分的な赤みが気になるときは、グリーン系のコンシーラーを使う方法がおすすめです。

グリーンは赤の補色にあたるため、気になる部分に重ねることで、赤みを自然に目立ちにくくカバーしてくれます。

赤みが気になる部分にグリーン系のコンシーラーを点でのせ、広げるように塗っていくようにしましょう。赤みが特に気になるところは塗り込むのではなく、優しく叩き込むように塗ることでカバー力がアップします。

その後は普段使用しているファンデーションなどで肌全体を整えましょう。

赤みが気になるからと厚塗りをしてしまうと、化粧崩れに繋がったり、ムラのある仕上がりになってしまったりするため、赤みのある部分にだけ薄く重ねるように意識しましょう。

色相環を表したイラスト。

肌全体の赤みを目立ちにくくする方法

全体的な赤みが気になる方には、ベースメイクをグリーン系で整えるのがおすすめです。
赤みが気になる箇所に少しづつ薄く塗ることで赤みを抑えることができます。
グリーン系の下地で赤みを整えた後いつものファンデーションで仕上げていくといいでしょう。

メイクで肌の赤みをカバーするための補色関係について描かれたイラスト。緑色のコントロールカラーが肌の赤みの補色となっている。

まとめ

赤みといっても血管が浮き出るような赤み、ニキビ跡の赤み、炎症を繰り返してできた赤みなどの種類があります。
赤みの種類が違えば治療方法も異なります。
メイクで目立ちにくくすることもできますが、日常生活を見直し、美容クリニックで適切な治療を受けることで赤みのない素肌へと繋がります。

今ある赤みを1人で悩まず、一度椿クリニックへご相談ください。

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よくあるご質問

顔が赤い人は何が原因ですか?

顔の赤みの原因は、様々な原因が考えられます。血管拡張、敏感肌、酒さ、アレルギー反応、乾燥、紫外線など多岐にわたります。慢性的な赤みは「酒さ」や「脂漏性皮膚炎」の可能性もあるため、専門医の診断が重要です。

肌の赤みを早く消す方法はありますか?

肌の赤みを早く抑えるには、冷却や美容皮膚科で処方された塗り薬や内服が有効です。紫外線対策と保湿は徹底し、刺激を避けたケアを継続することで、赤みの沈静が期待できます。

顔の赤ら顔はどうやって治しますか?

赤ら顔の治療は原因に応じて異なりますが、毛細血管が拡張することで皮膚が赤く見えてしまう赤ら顔への治療方法としては、フォトフェイシャルが有効です。
フォトフェイシャルは、顔の表面に広がった余分な毛細血管を破壊し、縮小させることができるので、肌表面の赤みを目立ちにくくする効果が期待できます。

顔の赤みを隠す方法はありますか?

顔の赤みは、メイクで一時的に隠す方法があります。しかし、肌に優しい低刺激処方の化粧品を選ぶことが、悪化を防ぐうえでも重要です。

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この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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