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美肌を叶えるビタミンCの力とは。効果的な摂取方法もご紹介します

美肌を叶えるビタミンCの力とは。効果的な摂取方法もご紹介します
ビタミンCと聞いて思い浮かぶのは美肌や美白といった、肌にプラスになる効果を想像する人が多いのではないでしょうか。

しかし、ビタミンCがどのように作用して、美肌や美白に効果的に働くのかまでは知らない人も多いはず。この記事ではビタミンCが肌に与える影響を紐解いていきます。

ビタミンCと美肌:基本から理解する

ビタミンCと美肌は切っても切れない関係にあります。なぜビタミンCが美肌に大きく関係するのか解説していきます。

美肌とは

美肌の定義とは「健康的で若々しい肌」のことを言います。

  • 潤いがある・・・水分と油分のバランスが良く潤いが保たれた柔らかい肌
  • 滑らかなきめ・・・ざらつきがなく毛穴が小さい、すべすべとした肌
  • ハリがある・・・小じわやしわがなく、みずみずしい引き締まった肌
  • 弾力がある・・・触った時にハリがあり押し返すような弾力のある肌
  • 血色・・・均一な色合いで健康的なピンク色の肌

以上がそろっていると、健康的で若々しく美肌と言われる状態の肌です。

ビタミンCの肌への効果とは?

ビタミンCの肌への効果は大きく分けると6つあります。

  • 肌への色素沈着の抑制
  • 肌の弾力アップ
  • 強力な抗酸化作用
  • 皮脂の抑制作用
  • 肌の糖化の抑制
  • 紫外線からの保護効果

それぞれの効果について次の項目で解説していきます。

ビタミンCの欠点とは

ビタミンCは美肌に大きな効果を発揮します。ただ、口から摂取したビタミンCは200mg程度までなら90%吸収されますが、1000mgを超えると50%まで吸収率が低下します。
健康な成人であれば2000mgまでは毒性がないとされていますが、一度に大量のビタミンCを摂取することで下痢や吐き気、腹痛などの胃腸への影響が出ることがあります。

そのため、美肌にいいからと、サプリメントなどで大量にビタミンCを摂取しても尿として排出されてしまうのがビタミンCの欠点です。

ビタミンCのアンチエイジング効果

ビタミンCはアンチエイジングにも効果を発揮します。
ビタミンCの持つ美肌への効果をひとつずつ解説していきます。

肌への色素沈着の抑制

ビタミンCは、メラニンを生成するメラノサイトを活性化させる酵素チロシナーゼの働きを抑制してくれます。
メラニンはシミや色素沈着の原因となるため、ビタミンCの働きにより、くすみのない輝く肌が期待できます。

肌の弾力アップ

ビタミンCは皮膚や骨、血管に多く含まれるコラーゲン繊維を構築するのに必要な成分で、強度を保つ働きをします。
コラーゲンは肌の弾力を保つのに必要な成分で、コラーゲンは年齢とともに減少するほか、紫外線による影響でも破壊され、シワやたるみの原因になります。

参考:Wikipedia – コラーゲン

強力な抗酸化作用

紫外線のダメージにより発生する活性酸素は肌を老化させる原因となります。
その活性酸素の働きを抑制し酸化ダメージから肌を守る働きをします。

皮脂の抑制作用

高濃度ビタミンC点滴は、過剰な皮脂の分泌を抑えてニキビの発生を予防したり、皮脂腺の働きを抑えて毛穴を引き締めたりする効果もあります。

肌の糖化の抑制

糖化とは「体の中でタンパク質や脂肪が余分な糖と結びつく」ことを指します。
肌の弾力を保つコラーゲンはタンパク質の一種ですが、糖化により本来の機能が損なわれ肌の老化の原因になります。ビタミンCはこの糖化を防ぎます。

参考:Wikipedia – 糖化反応

高濃度ビタミンC点滴とは:椿クリニックの特別な提案

高濃度ビタミンC点滴は、効率的にビタミンCの血中濃度を上げ美肌や疲労回復が期待できる点滴です。高濃度ビタミンC点滴について解説していきます。

高濃度ビタミンC点滴の効果的なポイント

口から摂取するビタミンCは一定の量を超えると吸収率が下がり、過剰分は排泄されることをお話ししました。
高濃度ビタミンC点滴の利点は、直接血管に入れるため血中濃度を高め、しっかりと全身にビタミンCが行き渡り効果を発揮してくれるということです。
ビタミンCを摂りすぎることで下痢などの胃腸障害を発症することがあるとお話ししましたが、口から入ったビタミンCが胃腸で作用するため下痢などの症状が発症します。
高濃度ビタミンC点滴であれば血液中に入るため、胃腸障害の心配もありません。

高濃度ビタミンC点滴で期待できる効果

高濃度ビタミンC点滴では以下のような効果が期待できます。

  • キメの整ったハリのある肌
    ビタミンCはコラーゲンやエラスチンなど肌の弾力の元になる成分を作るのに役立ちます。
    また、コラーゲンやエラスチンがしっかりとしている肌は、しわやたるみの改善にもつながります。
  • シミや色素沈着を防ぎワントーン明るい肌へ
    ビタミンCはシミや色素沈着の生成を抑制し、シミを白色に戻す還元作用もあるため、シミや色素沈着のない肌をサポートしてくれます。
  • 脂性肌を改善しニキビを抑制する
    ニキビは過剰な皮脂の分泌が毛穴の出口を塞ぐことでできてしまいます。そんな皮脂の働きを抑制してくれるため、過剰な皮脂分泌が改善され、ニキビのできにくい肌になります。
    皮脂の分泌が抑えられることで、毛穴の開きも改善されます。
  • 体の老化の抑制
    体の老化は、体が取り込んだ酸素によって酸化が進み、細胞が老化していくことです。
    ビタミンCはこの酸化を代わりに引き受けてくれるため、細胞が参加していくことを防ぐことができ、老化の進行を緩やかにしてくれます。
  • 疲労回復、抗ストレス作用
    老化の原因である活性酸素はストレスでも増え、疲労の原因となります。また、ストレスはビタミンCを大量に消費しますが、これを高濃度ビタミンC点滴で補うことができます。
    そのため高濃度ビタミンC点滴で疲労回復やストレスの緩和効果が期待できます。
  • 免疫を高める
    風邪をひいたらビタミンCと言われるように、ビタミンCは免疫力を高める働きをします。
    高濃度ビタミンC点滴で風邪の予防も可能です。

栄養素であるイオン、銅、亜鉛、セレン、ビタミンA、C、E、B6、葉酸(ビタミンB9)が1つでも欠乏したら免疫応答は減退する

引用:Wikipedia – 免疫系

効果の持続期間は?

高濃度ビタミンC点滴の効果の持続期間はだいたい1週間程度です。
血中濃度を維持して効果を持続させたい場合は1~2週間に1回の頻度での点滴をおすすめします。

高濃度ビタミンC点滴のリスクや副作用は?

高濃度ビタミンC点滴に副作用はほとんどありませんが、注射針を刺すので痛みや内出血が伴います。

注射部位の痛みがある

高濃度ビタミンC点滴は針を刺す施術です。そのため、針を刺した部位に痛みがでることがあります。また、高濃度ビタミンC点滴は浸透圧差から起こる特有の血管痛が出ることがあります。この場合は点滴の滴下速度を遅くすることで痛みが和らぎます。痛みが強い場合は遠慮なくスタッフにお申し付けください。

時間がかかる

高濃度ビタミンC点滴は滴下速度を速めることで血管痛が出やすくなります。また、濃度が高くなるにつれ点滴の注入量も増えるため45分以上の時間がかかってしまいます。

ダウンタイムはある?

高濃度ビタミンC点滴のダウンタイムはありません。しかし、注射部位の内出血や針跡が残る場合がありますが、長くても1週間ほどで自然にひいていきます。
また、高濃度ビタミンC点滴には利尿作用があるため、のどが渇きやすくなる方もいらっしゃいます。その他にも、利尿作用による低カリウム血症の可能性や、急激に血糖値が下がるためにめまいやふらつきを感じることもあります。空腹の状態での高濃度ビタミンC点滴は避けるようにしましょう。

参考:Wikipedia – 低カリウム血症

高濃度ビタミンC点滴と組み合わせて美肌効果アップ

高濃度ビタミンC点滴を受けるときは、悩みに合わせた治療と組み合わせると、より短期間で効率的に悩みの改善が可能です。

シミ・くすみのない美肌へ

シミやくすみなどの原因であるメラニンを排出してくれるフォトフェイシャルとの併用がおすすめです。
フォトフェイシャルとは、IPLという光を肌に照射し、メラニンの排出、毛細血管の縮小による赤ら顔の改善などの効果が期待できます。
高濃度ビタミンC点滴のメラニンの抑制作用と同時に使用することで、相乗効果が期待できます。

フォトフェイシャルの詳細はこちら

ニキビ知らずの美肌へ

高濃度ビタミンC点滴が皮脂の分泌を抑制し、ニキビのできにくい肌に改善してくれます。現在あるニキビやニキビ跡は、ケミカルピーリングで治療することで、より短期間でニキビのない美肌が期待できます。

ケミカルピーリングの詳細はこちら

高濃度ビタミンC点滴を効率良く取り入れるために

高濃度ビタミンC点滴を受けるうえでより効果的に作用させるために大事なことを解説していきます。

美肌の天敵、たばこはやめる

たばこは血中のビタミンC濃度を低下させる働きがあります。理由としては、たばこにより血中のビタミンCの代謝が早まることと、腸管でのビタミンCの吸収率が低下するためだと言われています。1日の喫煙本数が21本以上のヘビースモーカーの方は非喫煙者と比べると血中や尿内のビタミンCの量が半分以下まで低下するという研究結果もあります。
ビタミンCの低下は肌の老化や免疫力の低下、紫外線の影響を受けやすくなるなど美肌にとっては天敵となります。
高濃度ビタミンC点滴で美肌を手に入れたいと思っている人は、たばこを止めることでより効果的に高濃度ビタミンC点滴の効果を実感することができるでしょう。

日焼け後はできるだけ早くビタミンCを入れてあげる

日焼けによる紫外線のダメージを受けた後は、できるだけ早いうちにビタミンCを体中に入れてあげるようにしましょう。
紫外線ダメージによる活性酸素の発生を早いうちに抑えることで、肌細胞の老化やシミの抑制につながります。

まとめ

ビタミンCは口からの摂取では過剰分は排出されてしまいますが、直接血管に入れることで血中濃度を増やし、美肌や疲労回復など様々な効果が期待できます。
椿クリニックの高濃度ビタミンC点滴は2種類の濃度から選択していただけます。自身の体の状態や肌の状態と相談して濃度を決めるのもいいでしょう。
わからないことはお気軽に椿クリニックにご相談ください。

参考:Wikipedia – ビタミンC

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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