水光注射とは?その効果と基本情報
水光注射の基本について解説します。
水光注射の基本成分と美肌への作用
水光注射とは韓国発祥の治療法で、肌の真皮の浅い層にダイレクトに美容成分を届ける肌質改善のメソセラピーのひとつです。
薬剤に含まれるヒアルロン酸やアミノ酸、抗酸化成分や成長因子などが真皮層のコラーゲンの密度を高め、内側から潤いや弾力、ハリや透明感のある瑞々しい肌へ導いてくれます。
安全性と副作用:知っておくべきこと
水光注射は肌の真皮層に針を刺しダイレクトに肌内部に成分を届ける治療のため、ダウンタイムが長くなりやすいのが特徴です。
ダウンタイムには以下のような症状がみられることがあります。
水光注射のダウンタイムに起こりやすい副作用
水光注射とは、専用の注射器を使って肌の浅い層にヒアルロン酸などの有効成分を注入する施術です。
肌の弾力アップやハリの改善、毛穴の開きの改善など、気になる悩みの解消が期待できるこの施術にはどのような副作用があるのでしょうか。
水光注射の施術直後に見られる一般的な反応
施術直後によく見られる症状は、「赤み」や「腫れ」「点状出血」です。
水光注射は特殊な注射器を使って超高濃度ヒアルロン酸やビタミン12種類、アミノ酸24種類、コエンザイム6種類等、合わせて60種類の成分が含まれているフランスのフィロルガ社の「NCTF135HA」を注入します。
人によっては点状に軽い出血がみられることもありますが、すぐに落ち着くことがほとんどです。
施術当日から翌日に起こりやすい症状
薬剤を注入する際に、痛みを和らげ正確な深さに注入するために肌を吸引しながら注入します。
その影響で肌に赤みや腫れなどの症状が出ることがあります。
また、肌に刺激を与えるため、ピリピリやヒリヒリとした違和感が出ることもあります。
その他の可能性のある副作用とその対処法
肌全体に注射していくため、針が血管に触れることで内出血が起こることもあります。
また、針による傷が治っていく過程で痒みが現れることもあります。
水光注射は施術後に様々な副作用が現れることがありますが、ほとんどの症状は数日から2週間程度で落ち着きます。
副作用が気になる場合は肌を冷やすようにしましょう。また、掻いてしまったり擦ってしまったりすることで症状が悪化する可能性もあります。肌に優しく触れるように保湿をしましょう。
もし数週間経過しても気になる症状が残っている場合や症状が悪化していると感じるときには、施術を受けたクリニックまで直接ご相談ください。
ダウンタイム中の過ごし方と注意点
水光注射は、施術翌日からでもメイクが可能です。
ただし、気になる症状が出ているときには普段よりも注意して過ごすことをおすすめします。
水光注射直後のケア
水光注射直後の肌は、光を受けて輝くようなハリと潤いを感じられることが期待されますが、内出血や腫れ、針の跡が残るといった副作用のリスクも伴います。
施術直後は特に、日焼けや摩擦などの強い刺激を避け、肌の回復をサポートするケアが重要です。施術後の適切なケアを知ることでリスクを低減し、効果を最大限得ましょう。
- 冷やす
施術の刺激を受けた肌は、赤みや腫れなどの症状が出るかもしれません。
そのようなときには、タオルやハンカチで包んだ保冷剤で患部をしっかり冷やすようにしましょう。
赤みや腫れがみられないときでも施術後数日間は患部を冷やすように心がけると、内出血が起こりにくくなります。
- 保湿
施術後の肌は敏感な状態になっています。
乾燥していると外部からの刺激をさらに受けやすくなるため、いつも以上に丁寧に保湿することを心がけましょう。
- 体温を上げない
体温が上がり血行が良くなることで内出血や腫れ、傷の治りなどが遅くなってしまうことが考えられます。施術後何かしらの症状があるうちは、激しい運動やサウナ、長風呂などは控えるようにしましょう。
紫外線対策する
紫外線は、肌にとって大きな刺激となってしまいます。
施術後は特に外的刺激を受けやすい状態です。肌のバリア機能が弱まっているため紫外線による影響も受けやすくなります。
施術後のデリケートな肌を守るためにも、日焼け止めクリームなどで紫外線対策をしましょう。特に紫外線が強くなる夏場は、日焼け止めクリームと一緒に日傘や帽子もあわせて使用するようにしましょう。
触りすぎない
水光注射の施術では、肌に小さな穴を開けてヒアルロン酸を注入します。
施術後には、見えないぐらいに小さな穴が患部に残っている可能性があります。
患部を触りすぎると、小さな穴が修復しにくくなってしまいます。また、刺激を受けやすい肌への摩擦は赤みを起こしやすくし、色素沈着につながることもあります。
傷が修復していく過程で肌に痒みがでる可能性もありますが、なるべく触らないようにし、マッサージなども避けましょう。気になる場合は、タオルなどに包んだ保冷剤で冷やすようにしてください。
ダウンタイム中のメイクとスキンケア
ダウンタイム中のメイクやスキンケアはどのようにすればよいのでしょうか。
メイクは可能?ダウンタイム中の化粧品選び
基本的に、水光注射は施術翌日からメイクが可能です。
ただし、かさぶたや肌荒れなど肌の表面にダウンタイムの症状が残っている場合は、できるだけ触らずにそっとしておくことをおすすめします。
どうしてもメイクが必要な場合はできるだけ擦らずに、肌へ刺激の少ないものを選ぶようにしましょう。
メイクアップのコツと肌への影響
赤みや腫れなどが気になるときには、カバー力のあるファンデーションを使用するとよいでしょう。
また、内出血などとくに気になるところがあるときには、部分的にコンシーラーを使うのもおすすめです。
洗顔や化粧水などは施術当日でもできますが、肌に刺激を与えすぎないように優しく丁寧におこないましょう。
メイクアップ除去の正しい手順
ダウンタイム中のメイクの除去は擦らないように、優しく、かつ汚れを残さないように行うことが重要です。
肌を擦ることで炎症が長引いたり色素沈着ができたりする可能性があります。クレンジングは拭き取りタイプのものは避けるようにし、オイルタイプやミルクタイプのものを使い優しくなじませるように落としましょう。
洗顔の際も擦らないように、たっぷりの泡で肌を抑えるように洗うことを心がけましょう。皮脂でもへたらないほどの濃密な泡を作ることがポイントです。
タオルで拭き取る際も、できればパイルのへたっていない柔らかいタオルで抑えるように拭きましょう。
水光注射後の肌の変化とは
水光注射後は乾燥肌が改善され、小じわや毛穴の開きなども改善されます。
水光注射後の肌の変化を紹介していきます。
プルプルの瑞々しい肌に
水光注射で肌の内部に入れるヒアルロン酸は、1グラムで6リットルもの水分を保持することができるほど保水性に優れています。そのため、注射の翌日から瑞々しさを感じていただけます。化粧品などの表面に塗るヒアルロン酸は分子量が大きく皮膚表面のみの浸透で留まりますが、水光注射は皮膚の奥深くに注入するため、乾燥肌を改善し瑞々しい肌をより長期間持続することができます。
保水性が高く水分保持により粘性を持つ
1グラムのヒアルロン酸は、約6リットルの水を保持することができる
皮膚では水を保水する能力によって乾燥を防ぐ
引用:Wikipedia – ヒアルロン酸
保湿されることで小ジワの改善
小ジワは肌の乾燥が原因で起こります。水光注射で肌の乾燥が改善されることで小ジワやちりめんジワの改善にもつながります。
小ジワは放っておくことでどんどんと深く刻まれたシワになっていきます。肌が乾燥して小ジワが目立ってきたなと思ったタイミングが、水光注射を受けるベストタイミングです。
グリセリンやヒアルロン酸など保湿剤は乾燥性の小ジワを目立たなくする
引用:Wikipedia – 皺
弾力やハリが生まれて毛穴の改善
毛穴の開きの原因はたるみや角栓によるものなど様々です。
水光注射は肌内部の水分量が増えることで弾力やハリが復活します。それにより、たるんで開いていた毛穴は引き締まっていきます。ただし、たるみが大きい場合には水光注射では改善できないため、ヒアルロン注射などのたるみを改善する治療をおすすめします。
水光注射の効果を長持ちさせる秘訣
水光注射の効果を長持ちさせるポイントを解説します。
施術後の肌ケアのポイント
水光注射の効果を長持ちさせるためには日々の保湿と紫外線対策が重要です。
水光注射の薬剤の成分によって肌の保湿力はアップしますが、時間の経過とともに美容成分は肌に吸収されていきます。また、肌が乾燥していると紫外線の影響を受けやすくなるため、外側からもしっかりと保湿や紫外線対策を行うようにしましょう。
効果を最大化するライフスタイルの工夫
水光注射の効果を最大化するためには、体の内側からのケアも重要です。
肌の老化につながる原因のひとつ「活性酸素」を作らせない生活習慣が大事になります。
睡眠不足や偏った食事、ストレスなどは活性酸素を作りやすくしてしまうため、リラックスできる時間を作ったり、睡眠前の2時間はテレビやスマホなどのブルーライトを浴びないようにするなどが大事です。
食事は抗酸化作用のあるビタミンE・C・B2・βカロチンなどを意識して摂るようにしましょう。トマトやにんじん、ほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれています。
リピート施術のタイミングとその理由
水光注射は1回の施術でも肌の変化を感じることができる施術ですが、より効果を持続させたい場合は繰り返し施術を受けることをおすすめします。
最初の4~5回ほどは2~3週間に1回のペースで、肌質が改善してきたら1〜2ヶ月に1回のペースで施術を受けるといいでしょう。水光肌をさらに持続させたい場合は、3ヶ月に1回程度の頻度でメンテナンスを行うことをおすすめします。
まとめ
今回は、水光注射のダウンタイムや副作用について紹介しました。
代表的な内容について紹介しましたが、肌状態には個人差があるため必ずしも同じ経過を辿るとは限りません。
ダウンタイムの影響を少なくしたい場合、休日前や長期休暇などご自身が負担と感じないタイミングでおこなう方がよいでしょう。
現在の肌状態や今回紹介した以外に気になることがあれば、いつでも無料カウンセリングでご相談ください。