脂肪溶解注射を太ももに打つと、太ももの脂肪を減らすことができます。少なくとも3回以上は打つ必要がありますが、必要な量や回数は人それぞれ。
費用についても、1ccあたりの値段には幅があり、2,000円~15,000円程度まであります。
今回は脂肪溶解注射の太ももへの効果について紹介し、必要な回数や費用についても解説いたします。
脂肪溶解注射を太ももに打つと、太ももの脂肪を減らすことができます。少なくとも3回以上は打つ必要がありますが、必要な量や回数は人それぞれ。
費用についても、1ccあたりの値段には幅があり、2,000円~15,000円程度まであります。
今回は脂肪溶解注射の太ももへの効果について紹介し、必要な回数や費用についても解説いたします。
目次
脂肪溶解注射はその名の通り、脂肪を溶解する効果がある注射です。
食事制限や運動によるダイエットではなく、薬剤の力で脂肪を減らす医療ダイエットの一種で人気があります。
食事制限や運動によるダイエットをすると、脂肪細胞が小さくなり、その結果、痩せることができます。
一方、脂肪溶解注射は、脂肪細胞の数自体を減らす効果があるのです。
脂肪細胞の数が自然に増えることはなく、一度数が減るとそのまま効果が持続します。脂肪細胞の大きさが大きくなることはあるものの、数は変わりません。
そのため、脂肪細胞注射によるダイエットはリバウンドがなく、効果は半永久的だと言われます。
太ももは脂肪が多い場所で、特に内ももや裏ももには脂肪が多いので、通常のダイエットだけでは納得のいくスタイルになれないと悩む人も多いのではないでしょうか。
食事制限や運動によるダイエットでは、部分痩せはできません。脂肪を減らす場所は選べないからです。
一方、脂肪溶解注射は薬剤を注入した場所の脂肪に対してダイレクトにアプローチできるため、「部分痩せ」も可能になっています。
脂肪溶解注射は最低3回、できれば5回以上通っていただくのが、標準的な回数です。通院の頻度は2~4週間のサイクルが一般的で、薬剤の種類によって、推奨される頻度は異なります。
一度に大量に打つことはできませんが、回数に関しては特に決まりはなく、10回以上通う人もいます。
脂肪溶解注射の必要な回数は、もともとの脂肪の量によっても違いますし、目指すゴールによっても違うのです。
通う回数や頻度に関してはカウンセリングで相談した上で様子を見ながら決めることがおすすめです。
脂肪溶解注射は薬剤の種類によっても効果や頻度、費用も変わってきますので、以下から解説いたします。
脂肪溶解注射に使われる薬剤にはたくさんの種類があります。
配合されている成分にも大きな違いがあるため、太ももなど体への効果が高い薬剤を選ぶ必要があるでしょう。
数多くの薬剤のうち、ここでは有名なものを中心に、5種類ピックアップして紹介いたします。
脂肪溶解効果のある成分にはいろいろありますが、現在は「デオキシコール酸」という成分が使われているものが多いです。
薬剤名 | デオキシコール酸 | その他の成分 | ダウンタイム |
---|---|---|---|
BNLS Ultimate | 0.02% | ・ヒバマタ(海藻)抽出エキス ・セイヨウトチノキ(マロニエ) ・ペルシャグルミ(クルミ) ・チロシン(アミノ酸) ・メチルプロパンジオール ・マンヌロン酸メチルシラノール ・アデノシン三リン酸 ・アデノシンリン酸二ナトリウム ・L-カルニチン ・アーティチョーク ・カテキン ・コエンザイムQ10 | 3日間程度 |
リバイタルセルフォーム | 2.4% | ・フォスファチジルコリン ・各種アミノ酸 ・N-アセチルシステイン ・αリポ酸 ・アルニカエキス | 1週間程度 |
カベリン(カベルライン) | 0.5% | ・L-カルニチン ・アーティチョークエキス | 3日間程度 |
FatX core | 1% | ・サラシナショウマ根抽出物 ・ツボクサ抽出物 ・クチナシ果実抽出物 ・フマリア・オフィキナリス抽出物 ・オランダイチゴ葉抽出物 ・アルギニン ・ベタイン ・ラフィノース ・イノシトール ・ヒアルロン酸 ・ヒスチジン ・グルタミン ・グリシン ・リジン ・アルギニン ・システイン ・カルニチン | 10日程度 |
リジェンスリム | ー | ・フォスファチジルコリン ・カルニチン ・IGF-1 | 3日間程度 |
いずれの薬剤も、1ccあたりの値段は数千円~1万数円と幅があります。薬剤ごとに安い・高いの傾向はあるものの、クリニックごとの違いが大きいです。
同じ薬剤でも、あるクリニックでは14,000円、別のクリニックでは3,000、となっていることも珍しくありません。
薬剤自体の値段以外にも人件費なども関わってくるので一概には言えませんが、カウンセリングや診察を受けてみて、そのクリニックが信頼できるかどうかは見極める必要があるでしょう。
椿クリニックでは「BNLS Ultimate(アルティメット)」と「リバイタルセルフォーム」を使用していますので、以下からさらに詳しく説明いたします。
BNLSとは脂肪溶解注射の代名詞とも言えるほど、幅広く使われる薬剤です。「BNLS」「BNLS Neo」とシリーズがあり、BNLS Ultimateは最新の薬剤。
脂肪溶解効果が高い一方で腫れなどの副作用が抑えられ、ダウンタイムも3日程度と短くなっています。
脂肪溶解成分であるデオキシコール酸が0.02%とこれまでより増量されているのに加え、以下の成分が追加されました。
BNLS Ultimateにはくるみの成分が含まれているため、くるみアレルギーの人は打つことができません。
リバイタルセルフォームは顔以外の部位が対象の脂肪溶解注射で、太ももへの注射ももちろん可能です。
デオキシコール酸の濃度が高いだけでなく、フォスファチジルコリンというもう一種類の脂肪溶解成分が高濃度で配合されているのが特徴となっています。
効果が高い一方でダウンタイムは1週間程度と、BNLS Ultimateに比べると長めなのがデメリットです。また、フォスファチジルコリンは大豆由来の成分のため、大豆アレルギーの方は打つことができません。
太ももへの脂肪溶解注射は、効果が無いと言われることもあります。これは本当なのでしょうか?
実際には、効果が無いというわけではありません。ただ、太ももは脂肪が多い部位なので、顔の脂肪溶解注射に比べると当然、薬剤の量も回数も多くなります。
注射の量や回数が増えるとそれだけ費用もかさみますから、「費用対効果(コスパ)」という意味では低いと感じる方もいるようです。
たしかに、脂肪溶解注射は大量の脂肪を減らすのには向いていません。
大量の脂肪を溶解するほどの注射を打つのは費用も手間もかかりすぎて現実的ではないと言えるでしょう。それなら脂肪吸引もおすすめです。
脂肪溶解注射 | 脂肪吸引 |
---|---|
○手軽 ○ダウンタイムが少ない ○低予算からできる ×脂肪を減らす効果はマイルド ×徐々に脂肪が減るので即効性は無い | ○即効性がある ○まとまった量の脂肪を減らせる ×費用は高額 ×ダウンタイムが長い |
医療ダイエットは脂肪溶解注射や脂肪吸引だけではありません。
椿クリニックにはほかにもメディカルダイエットのメニューがあるので、気になる方はぜひご相談ください。
脂肪溶解注射でどの程度減らせるのかも、実際の予算感や通院いただける頻度・回数などに合わせてご提案させていただきます。
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よくあるご質問
太ももの脂肪溶解注射に必要な量は、個人の体型や希望する効果により異なります。椿クリニックでは、1回の施術で片側の太ももに10~20cc程度の注入となります。
脂肪溶解注射を行う際は、施術部位を冷やしてから注入するため強く痛みを感じることが少ない治療で、多くの患者さんは耐えられる程度の痛みと感じています。治療後数日から1週間程度は内出血・腫れ・熱感・かゆみなどが生じる可能性があり、数日間は筋肉痛のようないたみがある場合もありますが日常生活に支障はありません。