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毛穴の開きが気になる方へ!原因から治療法まで完全ガイド

毛穴の開きが気になる方へ!原因から治療法まで完全ガイド

この記事を読んでわかること

  • 毛穴は皮脂を分泌し、肌を保湿・保護する重要な器官です。過剰な皮脂分泌、肌のたるみ、角質の蓄積、炎症、遺伝などが影響し、毛穴が開いていきます。正常な毛穴は目立たず、開いた毛穴は不均一でざらつきが生じます。
  • コラーゲンやエラスチンの減少でハリが失われることも、毛穴が目立つ原因です。年代別の保湿と適切なケアで毛穴の状態を改善することが可能です。
  • ビタミンEやB2、必須脂肪酸が皮脂分泌を抑制し肌を整えます。反対に、脂質・糖質の多い食事やカフェイン、過剰な辛味成分は毛穴を悪化させる要因になります。
  • 優しいクレンジング、保湿、美容液で毛穴の汚れを防ぎ角質層をケアすることが、セルフケアでは重要になります。クリニックでは、コラーゲン生成や角質除去、たるみの引き締めなどが効果的です。睡眠、運動、禁煙・節酒が毛穴の引き締めに有効です。

毛穴の開きは、その見た目だけでなく、ざらざらとした手触りになるなど、美肌にとっては大敵です。
人の肌には約500万個の毛穴が存在していると言われていますが、特に顔の毛穴の開きは気になりますよね。毛穴が開くことで化粧ノリにも影響を与えてしまいます。
毛穴の開きを改善するためには保湿などの適切なケアが重要になりますが、その方法やなぜ毛穴が開くのかなどを解説していきます。

毛穴の開きとは何か?

毛穴は体全体に存在していますが、その働きとはどのようなものなのでしょうか。

毛穴の構造と役割

毛穴とは、皮膚の表面に開口する小さな穴で、人の肌には約500万個の毛穴が存在すると言われています。毛穴は体毛だけでなく、皮脂を分泌して肌を保湿し、外部からの刺激や細菌の侵入を防ぐ役割を担う「皮脂腺」の出口にもなっています。

毛穴の構造と役割

毛穴の構造は非常に繊細で、肌の健康状態や環境などの外的因子によって、その状態が変化しやすくなります。例えば、過剰な皮脂分泌や毛穴の汚れ、メイクが落としきれていないこと、また、肌の老化などにより、毛穴は詰まったり、広がったりすることがあります。これが、毛穴の目立つ原因となります。そのため、毛穴の健康を保つためには、適切なスキンケアが重要になります。

皮脂腺(ひしせん)は、皮膚の内部にある皮脂を分泌する小さい腺。

引用:Wikipedia – 皮脂腺

汗腺(かんせん、sweat gland[6], sudoriferous[7], sudoriparous glands)は、皮膚にある汗を分泌する腺である。

引用:Wikipedia – 汗腺

毛穴の開きが起こるメカニズム

毛穴の開きは、皮脂の過剰な分泌や肌のたるみ、蓄積した角質や炎症、遺伝的要因などで起こります。

  • 皮脂の過剰な分泌
    ホルモンバランスの変化や肌の乾燥などによって皮脂腺が活発化し、皮脂の分泌が多くなると、毛穴を拡げてしまう原因となります。また、過剰な皮脂分泌が、皮膚の古くなった角質と混ざり合うことでできる角栓を形成してしまうと、この角栓も毛穴を拡げる原因となります。
  • 肌のたるみ
    年齢とともに、肌のハリや弾力の元になるコラーゲンやエラスチンなどの成分が減少・劣化します。これにより肌のハリが低下し、毛穴も開いて見えてしまいます。
  • 蓄積した角質
    肌のターンオーバーが正常に働かなくなると、古くなった角質が肌の表面に蓄積していきます。この蓄積した角質が毛穴から分泌された皮脂と混ざり合うことで角栓を作ってしまいます。角栓が毛穴に詰まると毛穴を開く原因となります。
  • 炎症
    炎症したニキビを繰り返すことで、毛穴周りの細胞がダメージを受け毛穴が開く原因となります。
  • 遺伝的要因
    親や家族に、毛穴が目立つ人がいると、遺伝子によって毛穴が開きやすい傾向にあります。毛穴の開きやすさは遺伝子にも左右されます。

皮膚の弾力性や強度に役立っている。

引用:Wikipedia – コラーゲン

エラスチン(英: Elastin)は、弾性線維の構成要素となるタンパク質である。弾性線維はコラーゲン線維を支える役割を持つ線維である。

引用:Wikipedia – エラスチン

ヒトの表皮細胞は基底層で形成され、約28日かけて角化し、角質細胞になり最後は垢として剥落する。組織のターンオーバーに要する時間は、一般に個体の老化とともに増大する。

引用:Wikipedia – ターンオーバー

正常な毛穴と開いた毛穴の違い

正常な毛穴は、肌の表面に均一に分布し、そのほとんどは肌の一部として目立つことはありません。また、皮脂や汗を適切に分泌し、肌を潤し保護することに役立っています。肌の油分と水分のバランスを保つことができ、肌を健康に維持することができます。
一方で、開いた毛穴は通常よりも大きく、肌に不均一に分布しているように見えます。これは、開いた毛穴が隣り合う毛穴と連なったり、形が変化したりすることで見えます。見た目的にはでこぼことしてざらついたような肌質になります。特に、鼻や頬、顎などのTゾーンによく見られます。また、メイクなどの汚れが毛穴に詰まりやすくなり、毛穴のトラブルにつながりやすくなります。

毛穴の開きの主な原因

毛穴の開きの主な原因

毛穴の開きにはいくつか要因がありますが、詳しく解説していきます。

遺伝的要因とその影響

遺伝によって毛穴の開きやすさは左右されます。また、皮脂の分泌量などにも遺伝的要因が絡むことがあります。
毛穴の開きだけでなく、皮脂の過剰な分泌などが加わると、より毛穴の開きを助長させてしまいます。
適切な肌ケアで、肌の健康を守ることが重要になります。

過剰な皮脂分泌とホルモンバランス

ホルモンバランスが乱れると、皮脂の分泌量が増えやすくなり、毛穴を開きやすくしてしまいます。
特に思春期や生理前後、妊娠中などはホルモンバランスが崩れやすく、肌トラブルを起こしやすくなります。ホルモンバランスが乱れることも、毛穴を開かせる要因のひとつとなるのです。

不適切なスキンケアと化粧品の使用

刺激の強いスキンケア製品や、肌に合わない製品を使用することでも、肌の刺激となり、毛穴の開きや肌の健康に影響を与えてしまいます。
肌は刺激を受けると、その刺激から守ろうとして角質を厚くしてしまいます。この厚くなった角質は、ケア用品による肌への保湿成分の浸透を抑制してしまったり、皮脂と混ざり合って角栓を作りやすくしてしまったりします。
この他にも、肌のケアを怠ることでメイク汚れが残ってしまったり、効果的な保湿ができていないことによる乾燥なども、毛穴詰まりや過剰な皮脂分泌につながりやすかったりします。

環境要因と生活習慣の影響

紫外線や乾燥なども、毛穴の開きに影響を与えます。
紫外線によって肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンにダメージが加わると、肌のハリが低下し、たるみ毛穴と呼ばれる毛穴の開きが現れるようになります。また、乾燥した空気や寒暖差などで肌が乾燥してしまうことも、過剰な皮脂分泌につながり、毛穴を開かせてしまう要因となります。
他にも、睡眠不足やストレスなども、肌のターンオーバーを乱してしまったり、皮脂分泌を過剰にしてしまったりします。

年齢と毛穴の関係

年齢と毛穴の関係

年齢と毛穴の開きも大きく関係していますが、その理由や適切なスキンケアなどを解説します。

加齢による皮膚の変化

年齢を重ねると、肌のハリを保つ真皮層のコラーゲンやエラスチンが減少・劣化していきます。これにより、皮膚は弾力を失いたるみ、毛穴も同時に垂れ広がっていくため毛穴開きにつながります。

加齢による皮膚の変化

また、真皮層だけでなく、より奥深くの脂肪層の減少や骨の萎縮なども肌のたるみにつながり、結果として毛穴のたるみ・開きにつながります。

年齢に合わせたスキンケアの重要性

年齢に合わせたスキンケアは、毛穴の開きの予防や改善に重要になります。

  • 10代後半~20代
    この年代は、メイクの汚れ残りや皮脂による詰まりによって毛穴が開きやすくなります。そのため、毛穴の中の汚れをしっかりと洗い流すようにケアしましょう。洗顔の際はたっぷりの泡で毛穴の汚れを落とすように洗顔します。洗顔後はすぐに化粧水で水分補給をし、クリームで油分の膜を作るようにしましょう。肌の乾燥も過剰な皮脂分泌の原因になるため、気をつけるようにしましょう。
  • 30代
    30代の毛穴の開きの大半は乾燥によるものです。そのため、保湿力の高い化粧水を使用してしっかりと保湿するようにしましょう。普段お仕事などでしっかりとメイクをすることが多い人は特に、メイクの落とし残しの無いように気をつけましょう。
  • 40代以降
    40代頃からは、様々な要因によって、毛穴の開きが気になるようになります。
    保湿力の高いケア用品でのスキンケアは継続しつつ、ホルモンバランスを崩さないような生活習慣や、肌の再生を促す食事内容などに気をつけましょう。
    スキンケアのみでは毛穴の改善が難しいと感じたときは、美容施術を受けることもおすすめです。

食生活と毛穴の開き

毛穴の開きは食事の内容によっても左右されることがあります。毛穴の開きと食事の関係について解説します。

栄養バランスの取れた食事の必要性

毛穴の開きを改善、予防するためには、栄養バランスの取れた食事を心がけることも重要です。
例えば、脂質や糖分の多すぎる食事は、皮脂の過剰分泌につながりやすくなったり、肌の再生を抑制してしまったりします。
反対に、ビタミンやミネラルなどの栄養素は、肌の再生を促してくれたり皮脂の抑制につながったりします。

偏った栄養の食事ではなく、バランスの良い食事を心がけることが大事になります。

皮脂分泌を抑える食材

皮脂分泌を抑えるためには、肌の乾燥を防いでくれる食材や、皮脂の過剰分泌を防いでくれる食材などをバランスよく取り入れるといいでしょう。

  • 必須脂肪酸
    肌が乾燥することで、皮脂が過剰に分泌されやすくなるため、必須脂肪酸を摂取し、肌の乾燥を防ぎましょう。しかし、必須脂肪酸は人の体に必要であるにもかかわらず、体内で合成されないため、食品やサプリメントなどから摂取する必要があります。
    ・牛ロースや豚ロース、鶏皮などの肉類
    ・ウナギやサンマなど脂の多い魚類
    ・ヒマワリ油やエゴマ油、オリーブ油などの食物油
    ・マカダミアナッツや松の実、クルミ、ゴマなどの種実類に多く含まれています。
  • ビタミンE
    強力な抗酸化作用により、皮膚をフリーラジカルから保護し肌の老化を遅らせます。また、ビタミンEは皮脂の成分の一部として存在し、皮脂が酸化して固まるのを防ぐ役割も担っているため、健康的な肌の維持に大きく貢献します。直接皮脂を抑える作用はありませんが、皮脂の健康を保つことができるため、肌のコンディションの維持には必要な栄養素です。
    ・アーモンドやヒマワリ油
    ・菜種油などの植物油
    ・アボカドなどに多く含まれます。
  • ビタミンB2
    脂質代謝を正常化して、皮脂の過剰分泌を抑えてくれます。食事で摂った脂質を体内でエネルギー源に変える時に必要な栄養素です。ビタミンB2が不足すると、脂質の代謝バランスが崩れ、肌の皮脂分泌がうまくいかなくなり、肌表面のpHバランスが崩れ抵抗力が下がりやすくなります。
    ・卵やうなぎ、レバーや焼き海苔などに多く含まれます。

これらの栄養素をバランスよく食事に摂り入れることが重要になります。

必須脂肪酸(ひっすしぼうさん、essential fatty acid)は、体内で他の脂肪酸から合成できないために摂取する必要がある脂肪酸である。

引用:Wikipedia – 必須脂肪酸

主に抗酸化物質として働くと考えられている。抗酸化物質としての役割は、代謝によって生じるフリーラジカルから細胞を守ることである。

引用:Wikipedia – ビタミンE

生体内においては脂肪、炭水化物および蛋白質の代謝や呼吸、赤血球の形成、抗体の生産、正常な発育に必要とされる。

引用:Wikipedia – リボフラビン(ビタミンB2)

避けるべき食材とその理由

特定の栄養素が、直接毛穴を拡げる原因になることはありませんが、皮脂を過剰に分泌しやすくしてしまう栄養素や、肌のターンオーバーを乱しやすくしてしまう栄養素などの過剰な摂取によって栄養バランスが崩れることが肌を不健康な状態にしてしまう原因です。毛穴開きも栄養バランスが崩れることが原因で起こりますが、特に脂質や糖質の摂りすぎが原因となることが多いです。

  • 脂質
    スナック菓子や揚げ物、ファストフードなど、脂質の多い食事は、皮脂の過剰な分泌につながりやすくなります。また、脂質の代謝にはビタミンB群が不可欠で、ビタミンB群が大量に消費されてしまうとニキビができやすくなる原因にもなります。
  • 糖質
    パン類や麺類、いも類などに多く含まれる糖質は、分解するときにビタミンB群やミネラルを大量に消費してしまいます。これにより、皮脂の過剰な分泌につながりやすくなるため、過剰摂取には注意しましょう。
  • カフェイン
    コーヒーや紅茶、緑茶などに多く含まれるカフェインは、ビタミンB群やビタミンCなどニキビケアに必要な栄養素を排出しやすくしてしまいます。過剰摂取にならないように、摂取する場合は1日に1〜2杯を目安にしましょう。
  • カプサイシンなどの辛味成分
    適量の摂取であれば、血行を促進し、肌にいい影響を与えますが、過剰な摂取は体が一時的に熱を発生させ、代謝が促進し、皮脂の過剰分泌につながる可能性があります。摂取する場合は適度な摂取量に抑えておきましょう。

毛穴の開きを予防するためには、ニキビを作らせないよう意識し、バランスの良い食事摂取を心がけることが重要です。

スキンケアによる毛穴の開き対策

スキンケアによる毛穴の開き対策

毛穴の開きは、日々のスキンケアによっても予防することが可能です。

クレンジングと洗顔のポイント

クレンジングや洗顔を行う際のポイントは、毛穴の汚れをしっかりと落としつつも、肌への負担を軽減させることです。

クレンジングは簡単に言うと「メイク落とし」のことですが、オイル、クリーム、ミルク、ウォーターなど様々なタイプがあり、自身の肌質や落としたい汚れによって使い分けが必要です。特にクレンジングオイルは洗浄力が強く、しっかりとメイクを落としてくれるため、普段からメイクをしっかりとする人には向いています。しかし、皮脂を落としすぎることもあるため、乾燥肌の人はより乾燥を助長してしまう可能性があります。クリームやミルクタイプを選ぶといいでしょう。
メイクをした日のクレンジングは欠かさずに行っていただきたいのですが、メイクをしていない日でも肌には余分な皮脂が分泌されていたり、空気中の汚れが付着していたりします。そのため、メイクをしていない日も洗浄力の優しい成分のクレンジングを使用するといいでしょう。ただし、クレンジングは1日に1回に抑えておきましょう。回数が多すぎると肌への負担が増してしまいます。

クレンジングの後は必ず泡で洗顔を行いましょう。そのままにしてしまうと、毛穴の汚れを落とそうとしたクレンジングが、毛穴の中に残ったままの状態になります。これが新しい角栓の原因になったり、ニキビの原因になったりしてしまいます。しっかりと泡立てた洗顔料を用いて、肌を優しく包み込むように洗顔を行いましょう。ゴシゴシと擦る必要はなく、濃密な泡であれば、それが毛穴の汚れを落としてくれます。

クレンジングの際も、洗顔の際も、ゴシゴシと擦らずに、その時の自分の肌に合わせたクレンジングを使用することが、毛穴を清潔に保ち毛穴開きを予防するためには重要です。

保湿と美容液の役割

保湿は毛穴開きの予防に重要な要素です。保湿によって角質層のハリの維持や正常なターンオーバーの維持、過剰な皮脂分泌の抑制など様々な効果が期待できます。これらはすべて毛穴の開きの予防につながるため、朝と夜は必ず化粧水やクリームを用いて保湿を行うようにしましょう。
また、美容液は肌に嬉しい成分が高濃度に含まれているため、毛穴の開きが気になる人はヒアルロン酸やセラミド、ビタミンC誘導体やビタミンEなどが含まれているものを選ぶといいでしょう。
基本的には、美容液は化粧水で肌に潤いを与えた後に使用しますが、製品によってはこの限りではないため、必ずパッケージを確認して使うようにしましょう。

美容皮膚科での毛穴治療法

美容皮膚科での毛穴治療法

毛穴の開きはある程度セルフケアで改善や予防が可能ですが、より効果的に治療を行うには、医療機関の治療がおすすめです。

レーザー治療とその効果

椿クリニックでは、Qスイッチヤグレーザーという機械を使用して、レーザー治療を行います。
レーザーは皮膚の真皮層にまで到達し、真皮層のコラーゲンやエラスチンを生成する線維芽細胞を刺激します。これにより真皮層からのハリの回復が可能で、肌のたるみによって毛穴が開いている人には効果的な治療です。

また、同時に肌のくすみのケアや肝斑のケア、シミのケアなども行うことができるため、メラニン色素による肌悩みを抱えている人におすすめです。

ケミカルピーリングとそのメリット

ケミカルピーリングでは、弱い酸の薬剤を肌に塗布し古くなった角質を溶かしていきます。これにより肌のターンオーバーを正常化でき、肌を健康に保つことが可能になります。また、過剰な皮脂の分泌や毛穴の汚れも取り除くことができ、毛穴の開きの予防に効果を発揮します。ケミカルピーリングの薬剤にはいくつか種類があり、比較的肌の弱い人でも施術を受けることができる点や、ダウンタイムがほとんどないのがメリットです。
ただし、施術後は肌の乾燥が進みやすくなるため、しっかりと保湿を行うことが大事になります。

医療ハイフでたるみの引き締め

医療ハイフは超音波による熱作用を利用して、真皮層のコラーゲンの生成からSMAS筋膜の引き締めまでを行うことで、毛穴の開きを改善・予防します。
医療ハイフは主に肌のたるみの引き締めに使用されますが、たるみが引き締まることで毛穴の開きを改善することができます。
年齢を重ね毛穴の開きが目立ってきたと感じる人におすすめの治療です。

あらゆる肌悩みに対応するIPL光治療

IPL光治療は、幅の広い光を利用して様々な肌悩みを改善します。
主に、コラーゲンの生成の促進や皮脂腺の破壊による過剰な皮脂分泌の抑制などが、毛穴の開きに効果を発揮します。
過剰な皮脂分泌を抑えると共に、毛穴の引き締めも可能です。ただし、光治療がNGな肝斑のある人は注意が必要ですが、椿クリニックで採用しているM22という機器は肝斑モードも搭載しているため、安心して治療を受けることが可能です。

毛穴を引き締める生活習慣

毛穴を引き締める生活習慣

毛穴の開きを予防し、毛穴を引き締めるためには、日々の生活習慣も見直す必要があります。

毎日の睡眠とストレス管理

質の良い睡眠やストレスを溜めない生活も、肌のターンオーバーを効果的に行うためには必要です。
質の良い睡眠とは、ただ睡眠時間が長いだけでなく、睡眠から3時間経った頃にいかに深い睡眠を取れているかが重要になります。肌のターンオーバーを促すためには、新しい細胞が作られることが根底にありますが、新しい細胞を作るためには成長ホルモンが重要な働きをします。この成長ホルモンは睡眠時に最も分泌されると言われていますが、入眠後3時間経った頃に訪れるノンレム睡眠のタイミングが一番分泌されるため、このタイミングでしっかりと深く入眠できていることが大事です。

また、ストレスは自律神経に影響を与え、皮脂の分泌がコントロールできずに過剰な皮脂分泌につながることがあります。また、血流が悪化して十分な栄養が行き渡らなくなると、肌の新陳代謝が低下してしまいます。新陳代謝が低下しターンオーバーが乱れると、古くなった角質が除去できずに蓄積し、皮脂と混ざり合うことで角栓ができやすくなってしまいます。角栓は毛穴を開く原因のひとつとなるため、質の良い睡眠やストレスを溜めないことを心がけましょう。

定期的な運動と血行促進

定期的な運動で体の血行を促進することは、栄養を体の隅々まで行き渡らせることに効果を発揮し、より効率的に肌のターンオーバーを行うことにつながります。
また、体の老廃物を排出しやすくし、ニキビのできにくい肌作りが可能です。これが結果として、毛穴の開きの予防にもつながります。
ただし、運動後に汗をかいたまま放置してしまうと、蒸れなどによってニキビができやすくなったり、ニキビによって毛穴が広げられてしまったりするため、運動後は必ず汗を拭きとるようにしましょう。

喫煙・飲酒の影響とその対策

喫煙や飲酒も毛穴の開きを加速させる原因となります。
飲酒後の体は血中のアルコール濃度が高まっており、それを薄めるために体の水分が消費されます。そうすることで肌の水分量も低下し、肌は乾燥した状態になります。体は肌の乾燥を潤そうと皮脂を過剰に分泌してしまいます。これが毛穴の開きにつながりやすくなります。
また、喫煙によるニコチンの影響で血管が収縮して肌へ送られる酸素の供給が低下します。さらに、肌を老化させる活性酸素を体内で生成しやすくしてしまうため、肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンが破壊され、たるみによる毛穴の開きが目立ちやすくなってしまいます。

毛穴の開きを抑えるためには、飲酒や喫煙にも気をつけて過ごすようにしましょう。

まとめ

毛穴の開きの原因は、遺伝的な要因もありますが、それ以外には過剰な脂分泌や、不適切なスキンケア、乱れた生活習慣など様々です。
セルフケアで毛穴の開きを予防・改善するためには、しっかりと肌の汚れを落とし、できるだけ肌に負担をかけないようにしっかりと保湿することで、過剰な皮脂分泌を抑えることが重要です。
また、肌の老化によって生まれるたるみでも、毛穴が開いていきます。セルフケアで毛穴の開きを改善することが難しいと感じた場合は、医療機関の治療を受けることもおすすめです。ケミカルピーリングやレーザー治療、IPL光治療や医療ハイフなどが効果的です。
毛穴の開きに悩んだら、まず生活習慣や肌のケア方法を見直してみましょう。より早く毛穴の開きを改善したい場合は、椿クリニックにご相談ください。

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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