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脂肪溶解注射の太ももへの効果は?必要な回数や費用について解説

脂肪溶解注射の太ももへの効果は?必要な回数や費用について解説

この記事を読んでわかること

  • 脂肪溶解注射は、脂肪細胞自体の数を減らすため、効果は永続的で部分痩せが可能です。
  • 必要な回数や施術間隔は人により異なりますが、一般的には3回以上、2~4週間おきの頻度が理想です。太ももは脂肪量が多いため、効果を実感するには複数回の施術が必要です。
  • 使用する薬剤によって効果やダウンタイム、費用が異なります。
  • 効果を感じるためには生活習慣の改善も大切です。注射後のマッサージや有酸素運動、バランスの取れた食事を取り入れると、脂肪の減少効果を効率的に引き出せます。

「足だけ痩せたい!」「お腹だけ痩せたい!」とダイエットの中でも本当に部分痩せって難しいですよね、、、。でも、脂肪溶解注射を太ももに打つと、太ももの脂肪を減らすことができます。少なくとも3回以上は打つ必要がありますが、必要な量や回数は人それぞれ。
費用についても、1ccあたりの値段には幅があり、2,000円~15,000円程度まであります。
今回は脂肪溶解注射の太ももへの効果について紹介し、必要な回数や費用についても解説いたします。

脂肪溶解注射で太もも部分の半永久的な痩せが可能

脂肪溶解注射で太もも部分の半永久的な痩せが可能

脂肪溶解注射はその名の通り、脂肪を溶解する効果がある注射です。
食事制限や運動によるダイエットではなく、薬剤の力で脂肪を減らす医療ダイエットの一種で人気があります。

脂肪の数を減らすのでリバウンドなく効果は半永久的

食事制限や運動によるダイエットをすると、脂肪細胞が小さくなり、その結果、痩せることができます。脂肪細胞が小さくなっただけのため、食事が元に戻った時や生活スタイルが崩れた時などに、脂肪細胞の大きさが元に戻りやすくなり、リバウンドという現象が起こります。
一方、脂肪溶解注射は、脂肪細胞の数自体を減らす効果があるのです

人の体の中の脂肪細胞はあらかじめ決められた数があり、脂肪溶解注射で減らした脂肪細胞の数が自然に増えることはなく、一度数が減るとそのまま効果が持続します。脂肪細胞の大きさが大きくなることはあるものの、数は変わりません。
そのため、脂肪溶解注射によるダイエットはリバウンドがなく、効果は半永久的だと言われます。

脂肪溶解注射の太ももへの効果は?必要な回数や費用について解説

部分痩せができてスタイルのデザインができる

太ももは脂肪が多い場所で、特に内ももや裏ももには脂肪が多いので、通常のダイエットだけでは納得のいくスタイルになれないと悩む人も多いのではないでしょうか。

食事制限や運動によるダイエットでは、部分痩せはできません。脂肪を減らす場所は選べないからです。
一方、脂肪溶解注射は薬剤を注入した場所の脂肪に対してダイレクトにアプローチできるため、「部分痩せ」も可能になっています。

脂肪溶解注射の太ももへの効果は?必要な回数や費用について解説

施術の安全性と痛みについて

脂肪溶解注射に使われている成分は自然由来のものや人の体内にあるアミノ酸、日本の厚労省にあたる米国FDA承認のデオキシコール酸などです。また、注入した薬剤は脂肪細胞へ作用した後は排泄物と共に体外に排出されていくため、体内に残ることがなく安心です。
また、施術は熟練の医師により狙った脂肪に注入します。そのため、減らしたい部分の脂肪にしっかりとアプローチすることが可能です。
施術時には痛みが伴いますが、感覚を鈍くするために施術前に注射部位を冷却していきます。薬剤を注入する際に圧迫されるような痛みを感じますが、ほとんどの場合我慢できる程度の痛みですのでご安心ください。

脂肪溶解注射で太もも痩せするために必要な回数と通う頻度

脂肪溶解注射で太もも痩せするために必要な回数と通う頻度

脂肪溶解注射は最低3回、できれば5回以上通っていただくのが、標準的な回数です。通院の頻度は2~4週間のサイクルが一般的で、薬剤の種類によって、推奨される頻度は異なります。

初回の効果を実感するまでの期間

太ももの脂肪溶解注射に使用するリバイタルセルフォームは、デオキシコール酸の濃度が2.4%と高いため、施術後の腫れが顕著に出やすくなります。そのため、施術後4~5日程は施術部位の腫れや赤みによって効果を感じることは難しくなりますが、腫れが引く1週間前後には効果を感じることができます。

理想的な治療間隔とその理由

リバイタルセルフォームによる太ももの施術は2〜4週間に1回の頻度になります。太ももの脂肪量は比較的多く、注入する薬剤も多くなることが一般的なため、腫れや赤みが出やすくなります。人によっては副作用が長引く場合もあるため、副作用があるうちは次回の施術を延ばす方がいいでしょう。また、しこりが残っている場合も次の施術を行うことでしこりが積み重なる可能性があるため、しこりを解消してから次の施術を受ける方がいいでしょう。

何回通えば効果が見える?

太ももは脂肪の量が多いため、5回以上は通う必要があります。一度に大量の薬剤を注入することはできないため、複数回に分けて少しづつ脂肪細胞を溶かしていく必要があります。そのため、脂肪量の多い部位は比較的回数が多く必要になります。
ただし、脂肪の量にも個人差があるため、医師と相談しながら自分の満足のいくスタイルを目指しましょう。

脂肪溶解注射は薬剤によって効果やダウンタイム、費用に違いあり

脂肪溶解注射は薬剤によって効果やダウンタイム、費用に違いあり

脂肪溶解注射に使われる薬剤にはたくさんの種類があります。
椿クリニックでは体への脂肪溶解注射はリバイタルセルフォームのみですが、配合されている成分にも大きな違いがあるため、ここでは有名なものを中心に、5種類の薬剤をピックアップして紹介いたします。
脂肪溶解効果のある成分にはいろいろありますが、現在は「デオキシコール酸」という成分が使われているものが多いです。

薬剤名デオキシコール酸その他の成分ダウンタイム
BNLS Ultimate0.02%・ヒバマタ(海藻)抽出エキス
・セイヨウトチノキ(マロニエ)
・ペルシャグルミ(クルミ)
・チロシン(アミノ酸)
・メチルプロパンジオール
・マンヌロン酸メチルシラノール
・アデノシン三リン酸
・アデノシンリン酸二ナトリウム
・L-カルニチン
・アーティチョーク
・カテキン
・コエンザイムQ10
3日間程度
リバイタルセルフォーム2.4%・フォスファチジルコリン
・各種アミノ酸
・N-アセチルシステイン
・αリポ酸
・アルニカエキス
1週間程度
カベリン(カベルライン)0.5%・L-カルニチン
・アーティチョークエキス
3日間程度
FatX core1%・サラシナショウマ根抽出物
・ツボクサ抽出物
・クチナシ果実抽出物
・フマリア・オフィキナリス抽出物
・オランダイチゴ葉抽出物
・アルギニン
・ベタイン
・ラフィノース
・イノシトール
・ヒアルロン酸
・ヒスチジン
・グルタミン
・グリシン
・リジン
・アルギニン
・システイン
・カルニチン
10日程度
リジェンスリム・フォスファチジルコリン
・カルニチン
・IGF-1
3日間程度

費用はクリニックごとに大きく違う

いずれの薬剤も、1ccあたりの値段は数千円~1万数千円と幅があります。薬剤ごとに安い・高いの傾向はあるものの、クリニックごとの違いが大きいです。
同じ薬剤でも、あるクリニックでは14,000円、別のクリニックでは3,000円、となっていることも珍しくありません。
薬剤自体の値段以外にも人件費なども関わってくるので一概には言えませんが、カウンセリングや診察を受けてみて、そのクリニックが信頼できるかどうかは見極める必要があるでしょう。

椿クリニックでは体用の「リバイタルセルフォーム」と顔用の「BNLS Ultimate(アルティメット)」「FatX Core(ファットエックス コア)」を使用していますので、以下からさらに詳しく説明いたします。

リバイタルセルフォーム

リバイタルセルフォームは顔以外の部位が対象の脂肪溶解注射で、太ももへの注射ももちろん可能です。
デオキシコール酸の濃度が高いだけでなく、フォスファチジルコリンというもう一種類の脂肪溶解成分が高濃度で配合されているのが特徴となっています。
効果が高い一方でダウンタイムは1週間程度と、BNLS Ultimateに比べると長めなのがデメリットです。また、フォスファチジルコリンは大豆由来の成分のため、大豆アレルギーの方は打つことができません。

椿クリニックではリバイタルセルフォームの料金を以下でご用意しています。

脂肪溶解注射1本5cc(税込)2本10cc(税込)
リバイタルセルフォーム¥16,500¥31,900

太ももの施術部分は内側と外側で分かれますが、どちらの部分でも片側10CC~20CC程必要なため、1回に31,900円〜63,800円程かかります。さらに変化を感じるためには最低でも3回は施術が必要になるため、95,700円~191,400円程かかるでしょう。

BNLS Ultimate(アルティメット)

BNLSとは脂肪溶解注射の代名詞とも言えるほど、幅広く使われる薬剤です。「BNLS」「BNLS Neo」とシリーズがあり、BNLS Ultimateは最新の薬剤。
脂肪溶解効果が高い一方で腫れなどの副作用が抑えられ、ダウンタイムも3日程度と短くなっています。
脂肪溶解成分であるデオキシコール酸が0.02%とこれまでより増量されているのに加え、以下の成分が追加されました。

  • Lカルニチン:脂肪運搬、脂肪燃焼、エネルギー産生
  • アーティーチョーク:脂肪燃焼、利尿、浄化
  • カテキン:脂肪燃焼、抗酸化、脂質代謝改善
  • コエンザイムQ10:エネルギー産生、抗酸化

BNLS Ultimateにはくるみの成分が含まれているため、くるみアレルギーの人は打つことができません。

FatX Core(ファットエックス コア)

FatX Coreはデオキシコール酸が1.0%配合されており、脂肪細胞を小さくすることに加え、脂肪細胞を破壊・分解・排出することができます。また、除去された脂肪細胞はコラーゲンに代替され、脂肪が再生することもなく高い効果を実感できます。
脂肪を減らすことで皮膚がたるむ心配がありますが、FatX Coreには皮下組織を再構築する働きが期待できるため、肌のハリを維持しながら脂肪を減らすことが可能です。
また、「NAIS complex」という独自の成分が配合されており、抗炎症効果や抗浮腫効果によって、高い効果を得ながら腫れや赤みなどの副作用を軽減することができるため、人気の高い薬剤です。

脂肪溶解注射を太ももにしても効果ない?

太ももへの脂肪溶解注射は、効果が無いと言われることもあります。これは本当なのでしょうか?

効果を感じられない原因と対策

脂肪溶解注射は実際には、効果が無いというわけではありません。ただ、太ももは脂肪が多い部位なので、顔の脂肪溶解注射に比べると当然、薬剤の量も回数も多くなります。
注射の量や回数が増えるとそれだけ費用もかさみますから、「費用対効果(コスパ)」という意味では低いと感じる方もいるようです。
たしかに、脂肪溶解注射は大量の脂肪を減らすのには向いていません。
大量の脂肪を溶解するほどの注射を打つのは費用も手間もかかりすぎて現実的ではないと言えるでしょう。それなら脂肪吸引もおすすめです。

脂肪溶解注射脂肪吸引
○手軽
○ダウンタイムが少ない
○低予算からできる
×脂肪を減らす効果はマイルド
×徐々に脂肪が減るので即効性は無い
○即効性がある
○まとまった量の脂肪を減らせる
×費用は高額
×ダウンタイムが長い

医療ダイエットは脂肪溶解注射や脂肪吸引だけではありません。

椿クリニックにはほかにもメディカルダイエットのメニューがあるので、気になる方はぜひご相談ください。
脂肪溶解注射でどの程度減らせるのかも、実際の予算感や通院いただける頻度・回数などに合わせてご提案させていただきます。

成功事例とその条件

椿クリニックで太ももへの脂肪溶解注射の施術を受けた方の症例をご紹介します。

部位
内もも
年代
30代女性
施術回数
5回
所要金額
リバイタルセルフォーム
10cc(片側5cc)×5回 143,000円(税込)
症例についての詳細
植物から抽出した成分を主成分とした脂肪溶解注射です。 血流やリンパの流れを改善し、溶かした脂肪や体に溜まっている老廃物の排出を促す施術です。
こちらの患者様は、内ももの脂肪が多くお悩みでした。内ももに集中して治療を行いすっきりしたラインになりました。
施術の副作用(リスク)
内出血・注入部分に発赤・腫れ・疼痛・つっぱり感・熱感・硬結を生じる可能性があります。

部位
内もも
年代
20代女性
施術回数
4回
所要金額
リバイタルセルフォーム
10cc(片側5cc)×4回 118,800円(税込)
症例についての詳細
植物から抽出した成分を主成分とした脂肪溶解注射です。 血流やリンパの流れを改善し、溶かした脂肪や体に溜まっている老廃物の排出を促す施術です。
こちらの患者様は、内もものつけ根から中間部のお肉がお悩みでした。隙間がきれいにでき、美しいラインになりました。
施術の副作用(リスク)
内出血・注入部分に発赤・腫れ・疼痛・つっぱり感・熱感・硬結を生じる可能性があります。

どちらの方も複数回通うことでお悩みの部分の脂肪の減少に成功しています。1回の脂肪の溶解量は少ないため、複数回に分けて少しずつ減らしていく必要があります。

効率よく脂肪を減らすために大事なこと

脂肪溶解注射は脂肪を減らす施術ですが、注射を打って終わりではその効果を感じるまでに長い時間がかかってしまいます。それゆえに脂肪溶解注射は効果がないと感じる人もいるかと思いますが、注射を打った後はバランスの良い食生活や運動、マッサージなども習慣化することが大事です。

脂肪溶解注射では脂肪細胞を減らすため確実に脂肪の減少は可能ですが、偏った食事や運動不足が続けばひとつの脂肪細胞が大きくなってしまいます。そうなると数は減らしていてもひとつの脂肪細胞が大きくなる分脂肪の体積は変わらないという結果になってしまいます。

脂肪溶解注射を打った後しばらく副作用が現れることがありますが、痛みや腫れが治まってきたタイミングで施術部位とその周辺のマッサージをはじめましょう。リンパの流れに沿って優しく揉みほぐすようにマッサージするのがポイントです。マッサージをすることで老廃物を流しやすくするほか、薬剤を均等に馴染ませることができるためしこりの防止や施術部分の均等な脂肪減少に効果的です。

運動は施術部位周辺を筋トレで重点的に鍛えるのもいいですが、おすすめは有酸素運動です。有酸素運動は開始から20分程度継続すると脂肪燃焼効果が高まると言われています。そのため20分以上を目安に有酸素運動を続けることが望ましいですが、難しい場合は一駅分長く歩いてみたり、階段を使用してみたりすることでも有酸素運動になりますので少しずつ習慣化してみてください。

食事は高脂質・高カロリーなものは避けるように意識しましょう。食事の際は「一汁三菜」に気をつけてバランスよく食べることや、「まごわやさしい」の食材を摂り入れることで自然とバランスの良い食事の摂取が可能です。是非試してみてください。

まとめ

脂肪溶解注射の太ももへの費用はクリニックや使用する薬剤などによって変わりますが、1CCで2,000円〜15,000円程が多いです。
椿クリニックでは太ももの脂肪溶解注射はリバイタルセルフォームをご用意しており、10CCで31,900円です。太ももは施術部分が内側と外側に分かれますが、変化を感じるためにはどちらも片側10CC〜20CC程、最低でも3回程は施術回数が必要となります。そのため、95,700円~191,400円程料金が必要になるでしょう。
ただし、元々の脂肪の量によっても変わるため、予算などと併せてご相談ください。

よくあるご質問

脂肪溶解注射太もも何ccいる?

太ももの脂肪溶解注射に必要な量は、個人の体型や希望する効果により異なります。椿クリニックでは、1回の施術で片側の太ももに10~20cc程度の注入となります。

脂肪溶解注射の太ももは痛いですか?

脂肪溶解注射を行う際は、施術部位を冷やしてから注入するため強く痛みを感じることが少ない治療で、多くの患者さんは耐えられる程度の痛みと感じています。治療後数日から1週間程度は内出血・腫れ・熱感・かゆみなどが生じる可能性があり、数日間は筋肉痛のようないたみがある場合もありますが日常生活に支障はありません。

「脂肪溶解注射」について
の詳細はこちら

「メディカルキャビテーション」について
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この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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