医療法人社団 育麗会
銀座・名古屋・心斎橋

真皮のコラーゲンの働きって?美肌とコラーゲンの関係を徹底解説

真皮のコラーゲンの働きって?美肌とコラーゲンの関係を徹底解説
真皮に存在するコラーゲンは、私たちの肌の弾力やハリを保つための重要な成分です。
肌の健康や若々しさに大きく関わり、紫外線の影響や、年齢を重ねることで変化していきます。

この記事では、真皮の構造やコラーゲンの役割、そして年齢とともにどのように変わっていくのかを詳しく解説します。

真皮とコラーゲンの基本知識

私たちの肌を若々しく保ってくれているコラーゲンですが、このコラーゲンはどこに存在し、どのような働きで私たちに肌を構成してくれているのかを真皮の構造とともに解説していきます。

真皮とは?その役割と構造を解説

真皮は、表皮と皮下組織の間の乳頭層と真皮網状層から構成される皮膚の層で、繊維性結合組織から構成されます。真皮の約70%をコラーゲンで占め、他に弾性線維(エラスチン)、細胞外マトリックス(以前は基質と呼ばれていた)、ヒアルロン酸といった物質から構成されます。

これらの線維が古くなり弾力を失うことがシワの最大の原因です。

体の部位によって異なりますが、人間の皮膚における真皮は約2㎜の厚さであり、さらに、真皮には血管やリンパ管、汗腺などの器官が存在します。

引用:Wikipedia – 真皮

コラーゲンの重要性:美肌を保つ鍵

コラーゲンは、主に脊椎動物の真皮、靱帯、腱、骨、軟骨などを構成するタンパク質のひとつです。多細胞動物の細胞外基質(細胞外マトリクス)の主成分です。体内に存在しているコラーゲンの総量は、ヒトでは、全タンパク質の約30%を占める程多いです。
コラーゲンは、様々な結合組織に、力学的な強度を与えるのに役立っています。皮膚での働きは、肌の弾力性や強度に関わっています。

引用:Wikipedia – コラーゲン

肌の老化とともに変わる真皮とコラーゲンの関係

皮膚の老化で生じるしわは、真皮の弾力性が失われて生じます。具体的には弾性の元になる真皮のコラーゲンや弾力繊維またはヒアルロン酸が減少することが原因です。要因は主に加齢と紫外線があり、前者は歳とともに弾性の元になる物質を生む酵素の働きが低下することが影響し、後者は光老化と呼ばれ特に長波長の紫外線が活性酸素を発生させコラーゲンや弾性繊維を切断する酵素を生じさせる影響があります。紫外線は表皮にも作用し、シワの発生に関わってきます。赤外線も活性酸素発生を通じて、シワの要因になります。

参考元:Wikipedia – 皮膚 皺の項目

年齢とともに変わる肌の変化

年齢を重ねるにつれ、肌にシワやたるみ、シミなどが出てきたと感じる人もいると思います。その原因や、ケア方法などをお話していきます。

加齢により肌に起こる変化とは?

年齢を重ねることで肌の弾力が失われシワやたるみが発生します。また、長年の紫外線の影響でシミが出てくることもあります。これを光老化とも言います。

20代後半からコラーゲンやエラスチン、30代からヒアルロン酸が少しずつ減少していくため、肌の弾力やハリ、水分も少しずつ低下します。早い人では20代後半で肌の乾燥や目元の細かなシワを実感する人もいるのではないでしょうか。

さらに30代では皮脂の分泌量も減ることで、さらに乾燥を感じやすくなります。

40代になるとエストロゲンなどの女性ホルモンが減少し始めるため、ホルモンバランスを崩しやすくなり肌トラブルが多くなります。

50代では閉経に合わせてエストロゲンが一気に少なくなります。肌のターンオーバーが正常に働かなくなりしみやくすみなどが本格的に気になりだしたりします。

60代になると肌を支える土台である脂肪が減少したり、表情筋が衰えたりすることでたるみが強くなり、たるみによる口元のシワやほうれい線のしわが深くなります。

エラスチン(英: Elastin)は、弾性線維(英語版)の構成要素となるタンパク質である。弾性線維はコラーゲン線維を支える役割を持つ線維である。

引用:Wikipedia – エラスチン

ヒトではヒアルロン酸の半分は皮膚に存在する。
紫外線によって皮膚中のヒアルロン酸やコラーゲンが損傷するとされ、75歳の人間の皮膚のヒアルロン酸は19歳の人間のおよそ25%の量にまで減少する[12]。老化によって表皮からヒアルロン酸が減少し、真皮ではまだヒアルロン酸は残っている[10]。このことが、加齢による皮膚の水分低下、弾力性の低下や萎縮に貢献する

引用:Wikipedia – ヒアルロン酸

肌のたるみやシワの原因

肌のたるみやシワの主な原因は皮膚の弾力の低下、皮下脂肪の減少、顔の筋力の低下が考えられます。

  1. 皮膚の弾力の低下
    皮膚の弾力は真皮のコラーゲンをエラスチンが支えることで保たれます。しかし、加齢とともにこれらの成分を作る線維芽細胞の働きが衰えることで皮膚のたるみやシワができてしまいます。また、皮膚の弾力を保つ成分は紫外線により破壊されるため、紫外線対策にも注意が必要です。
  2. 皮下脂肪の減少
    加齢とともに皮下脂肪も減少していきます。また、皮下脂肪が加齢とともに下に垂れ下がってくることでもたるみが生まれシワの形成につながります。
  3. 顔の筋力の低下
    筋膜は皮膚を支える最も土台の部分になります。加齢とともに衰えることで皮下脂肪やコラーゲンなどのハリを保つ成分を支えることができなくなり、顔のたるみやシワにつながります。

参考:Wikipedia – 顔のたるみ

若々しい肌を保つためのポイント

シワやたるみ、シミなどの原因が紫外線であることが多いため、第一に紫外線をカットしてあげることが若々しい肌を保つポイントとなってきます。
また、乾燥による小ジワなども老けて見える原因です。乾燥している肌は紫外線の影響や、外的刺激の影響も受けやすいため、保湿を心がけることも大事です。

肌のたるみやシワに効果的な治療方法

椿クリニックで受けることのできる美肌治療についてご紹介していきます。

コラーゲン生成を促進する治療

コラーゲンが減少することでたるみにつながることをお話ししましたが、椿クリニックではコラーゲン生成を促進してくれる治療をご用意しています。

マッサージピール

マッサージピールは、高濃度トリクロロ酢酸(TCA)と低濃度過酸化水素(H2O2)を配合したピーリング剤を使用し皮膚をマッサージしながら浸透させ、皮膚を剥離させずに、皮膚のより深層にある真皮細胞に働きかけ、表皮再生を活性化させる治療方法です。

こんな人におすすめ!

  • 顔全体のくすみ
  • 薄いシミ・そばかす(雀卵斑)
  • 毛穴
  • ちりめんジワ
  • 首のシワ・たるみ
  • 手のシワ・シミ

製剤を皮膚に塗り、皮膚の気になる部分にマッサージをしていきます。
製剤を真皮深層まで浸透作用させることで線維芽細胞増殖因子を活性化させ、コラーゲン生成美白作用をもたらし、さらにハリと弾力を取り戻すことができます。
1回の施術でも、直後から効果を実感できますが、2週間に1度の間隔で施術を重ねることで、より効果が実感できます。

お顔だけでなく、首、手の甲への施術もおすすめです。

トリクロロ酢酸(TCA) 33%

強力なピーリング剤で真皮の奥まで浸透し、細胞再生、コラーゲン生成を促進します。皮膚バリア機能を変化させ、通常だと浸透しない過酸化水素を浸透させます。

低濃度過酸化水素

トリクロロ酢酸(TCA)の、肌表面での強い腐食作用(ピーリング作用)を抑制し、創傷治癒の促進、血行促進の効果もあります。

コウジ酸 5%

くすみの軽減作用

椿クリニックHPより

ヒアルロン酸注入でのアプローチ方法

お肌のくぼみ、シワ、たるみのお悩みに。ハリを与えてふっくらさせ、お肌の潤いを保ちます。
保湿力・弾力性を持つヒアルロン酸を、気になるシワに注入し、しわを伸ばし、シワのできにくい肌に。

こんな人におすすめ!

  • ほほのたるみ
  • ほうれい線
  • シワが気になる

また、ヒアルロン酸注入は、たるみの治療にも有用です。頬の位置を上げて顔の輪郭を整えてリフトアップ。皮下脂肪の減少による下垂を、ヒアルロン酸注入によってカバーできます。

さらにヒアルロン酸リフトアップでは、老化により脂肪がなくなってしまいこけてしまった箇所や、頬などの高さがない部分にヒアルロン酸を注入して、ボリュームをもたせ、若々しいお顔にすることができます。

通常のヒアルロン酸注入は、たるみによってできた凹みにヒアルロン酸を注入して表面をフラットにすることで、たるみを目立たなくするという方法でしたが、「ヒアルロン酸リフト」では、新しいタイプのヒアルロン酸を使用して、注射の打ち方に独自の工夫を凝らした結果、ハリ、リフトアップ効果が期待できるようになりました。

椿クリニックHPより

ハイフによるアプローチ

ハイフは、超音波の熱エネルギーを皮膚深層に点状に照射し、リフトアップ効果、小顔効果をもたらすことが出来る治療です。
3種類のカートリッジを「皮膚の真皮層」「皮下脂肪層」「SMAS 筋膜」の3つの層によって使い分け、同部位に高エネルギーをしっかり
照射することで、高い効果を発揮します。
メスを使った手術ではなく「照射系」の治療になりますので、お肌や体への負担は少なくダウンタイムもほとんどありません。

こんな人におすすめ!

  • フェイスラインや頬のもたつきが気になる方
  • 二重アゴが気になる方
  • 切らずに痛みが少ないリフトアップをしたい方
  • ほうれい線やマリオネットラインを改善したい方
  • パンパンな頬を引き締めて小顔になりたい方

椿クリニックHPより

若々しい肌を保つ秘訣

椿クリニックでできるアンチエイジングの治療をご紹介しましたが、日常でケアができるなら日々の習慣として取り入れやすいですよね。肌の老化をできるだけ遅らせることができれば、美しい肌をより長い期間保つことができます。そんな日常のケアをご紹介していきます。

コラーゲン維持のための日常のスキンケアのポイント

コラーゲンの減少は加齢と光老化が原因とお話ししました。光老化は長年浴びてきた紫外線が原因となるため、紫外線対策が重要となってきます。
また、乾燥している肌は小じわなどが目立ちやすい状態となるため、しっかりと保湿を心がけましょう。
トレチノインは光老化の治療に大きく役立ちます。副反応は大きいですが、トレチノインを使用したゼオスキンプログラムでのケアもおすすめです。

椿クリニックのゼオスキンプログラムについてはこちら

真皮へのダメージを防ぐ正しい日焼け対策の重要性

日焼け現象には2種類あります。紫外線にあたった直後には発症せず、2~6時間後皮膚が赤くなり、痛みは6~48時間の後に最もひどくなるサンバーン(sunburn)と、24~72時間の間、色素沈着が進行するサンタン(suntan)です。
光老化の原因であるサンタンは紫外線UVAがメラノサイトに働きかけ、メラニン色素の生成を促します。UVAは発赤や炎症を伴う事はありませんが、真皮の深部まで到達しシワ、たるみの原因になります。

引用:Wikipedia – 日焼け

塗る日焼け止めでカットできるのは、波長の短いUVB波となります。UVA波に関しては、内側からのケアが重要となってきます。

食事やライフスタイルでのコラーゲン維持

光老化を予防したり、進行を遅らせるためのアプローチとして、抗酸化物質を多く含むカロテノイドやポリフェノールの摂取が有効となります。
ニンジンやトマト、緑黄色野菜などにカロテノイドが多く含まれています。ぶどうやソバ、大豆、赤ワインなどにはポリフェノールが多く含まれているため、これらの食材を摂取することで光老化の抑制にアプローチすることができます。

参考:Wikipedia – 抗酸化物質 天然成分の抗酸化物質

日常の生活では、紫外線の対策を怠らないようにしましょう。室内にいても窓際は紫外線が降り注いでいます。塗る日焼け止めと一緒に飲む日焼け止めも使用することで、紫外線の影響を抑えることができます。

サプリメント(ドクターセレクト シリーズ)サンシェイドUV

「飲む日焼け止め」で、内側から紫外線ケア。『ドクターセレクト サンシェイドUV』は「飲む紫外線対策」がコンセプトの美容サプリメント。紫外線対策成分として注目度の高いNutrox Sun™(ニュートロックスサン)に加え、ダメージの進行に働きかけるシステインペプチド含有酵母、美容ケアには欠かせないビタミンC、ビタミンE、さらに皮膚の健康維持に欠かせないビオチンを配合。日差しに負けない、内側から輝くような透明感へ導きます。

ドクターセレクトHPより

椿クリニックの美容治療の特長

続けやすい美肌治療で通うほどに自信が生まれる、治療・接遇・設備・費用すべてに通じて患者様主体である、椿クオリティをお約束しています。

患者様主体の治療方針

治療のお痛み・ご不安をきちんと聞き取り、お一人おひとりに合わせた施術を安心してお受けいただけるように配慮しております。

万が一、治療に関してご不満・ご不安なことは何でもご相談いただき、できる限りその場ですぐにご対応いたします。術後の肌トラブルへの薬の処方は無料です。

安全に治療を受けて頂くため、施術技術の向上・知識の向上を目的として、施術者の定期的な研修会を行っております。

続けやすい治療プランとは?

お一人おひとりの希望に合わせた治療を適正価格でご提供いたします。

最初に提示した料金以外いただきません。

お支払方法も柔軟に対応いたします。現金はもちろん、各種クレジットカード、医療ローンをご利用いただけます。

ご来院につきポイントが付与されるポイントカードを発行します。施術費、院内商品のご購入にお使いいただけます。また、患者様のご紹介による割引制度もご用意しております。

安心・安全な美容治療のための設備と技術

消耗品医療器具の使いまわしは絶対に行いません。たとえば脱毛の際のシェービングに使うカミソリはお一人ずつ使い捨てです。

清潔な設備を徹底。院内の清掃はもちろんのこと、お肌に直接触れるベッドシーツ・フェイスシートなど、お一人ずつ交換いたします。

施術後、身支度を整えてお帰りいただけるよう、パウダーコーナーにアメニティを充実させております。
(クリニック監修のドクターズコスメの基礎化粧品、ドライヤー、アイブローペンシル、アイライナー、ファンデーション、日焼け止め etc.)

費用と治療の期間について

コラーゲンが減少することによるたるみや、紫外線の影響による光老化に対しての治療をご紹介しましたが、それぞれの費用などをご紹介します。

各治療法の費用詳細

継続的な治療での特典や割引制度

1回の単発の治療で肌トラブルが起きなかった場合には、お得なコースで治療を継続していただくと、効果を実感しやすくなります。
また、ポイントカードを発行しているので貯まったポイントで割引もできます。
そのほかにも、お友達紹介制度もご用意しています。気になった方は椿クリニックまでお問い合わせください。
椿クリニックHP

治療の期間や頻度のオススメ

マッサージピールは2〜3週間に1回のペースで治療を進めていきます。
マッサージピール後にヒアルロン酸注入をすることで、ハリや弾力と同時に、リフトアップの効果も実感していただけます。
ウルトラリフト4Dハイフは3〜4ヶ月に1回のペースで治療していきます。
マッサージピールもハイフも複数回繰り返し治療することで効果を実感できる治療になります。

まとめ

真皮とコラーゲンの関係についてと、コラーゲンが減少することによる肌への影響・治療について解説してきました。光老化は誰にでも起こる現象です。しかし、早いうちから適切なケアができているかどうかで、将来の肌状態に大きくかかわってきます。この記事を参考に、普段のケア方法の見直しや、できてしまったたるみなどの解消にお役立ていただければと思います。

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

前の記事を見る

フォトフェイシャル失敗の原因とは?安心して通えるクリニックをみつけるには?

次の記事を見る

ケミカルピーリング入門編! ピーリングで起こるターンオーバーのメカニズムを理解しよう

この記事をシェアする

あわせて読みたい関連記事

カテゴリから記事を探す

タグから記事を探す

短いダウンタイムで実感できる美しさ
切らない美容医療専門

銀座・名古屋・心斎橋

椿クリニック