医療法人社団 育麗会
銀座・名古屋・心斎橋

ビタミンで美白!?肌を白くするにはビタミンC点滴が効果的!?

ビタミンで美白!?肌を白くするにはビタミンC点滴が効果的!?
ビタミンは美白になるというイメージをお持ちの方もいらっしゃると思います。

ではどのようにビタミンを摂取することで効果的に美白に近づくことができるのか?高濃度ビタミンC点滴とは?安全なものなの?など高濃度ビタミンC点滴の基本的なところを紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

高濃度ビタミンC点滴で叶える究極の美白

美白になりたいと思われている方も多いはず。高濃度ビタミンC点滴で美白になれるの?
高濃度ビタミンC点滴について効果や安全性についてお伝えしていきます。

高濃度ビタミンC点滴とは?美白への直行便

高濃度ビタミンC点滴は、もともとがん治療に効果があるとして研究されていたものですが、美白や美肌などへの効果もあることから、美容医療の分野でも使用されている治療です。
静脈内に直接ビタミンCを投与することで、ビタミンCが必要な各器官に直接行き渡るので、高い美容効果が期待できる治療です。

高濃度ビタミンC点滴療法(こうのうどビタミンシーてんてきりょうほう)は、高濃度のビタミンC点滴することでがん治療に効果があるとする療法[1][2]。主に日本の一部の医療機関で行われているが、欧米では臨床試験が盛んに行われた[要出典]

引用:Wikipedia – 高濃度ビタミンC点滴療法

美白に効果的なビタミンの種類

美白に効果的なビタミンはビタミンCです。なぜビタミンCに美白効果が期待できるのかというと、シミの原因物質であるメラニンの合成を抑制し、さらに黒色メラニンを脱色する働きを持っているからです。紫外線によるメラニンの合成自体を妨ぐ効果もあります。

紫外線により発生する活性酸素の影響でメラニンが合成される。ビタミンCはメラニン生成時に働く酵素チロシナーゼの活性化を阻害し、黒色メラニン合成を抑制するとされている。

引用:Wikipedia – ビタミンC

高濃度ビタミンC点滴の安全性と効果

高濃度ビタミンC点滴には以下のような効果が期待できます。

  1. コラーゲンの生成促進(肌のハリ・弾力を取り戻す)
  2. メラニン生成の抑制(肌のシミ予防・改善、美白効果)
  3. 抗酸化作用(老化防止、ニキビ予防・改善、疲労回復・抗ストレス効果)
  4. 免疫力向上(風邪やウイルス感染の予防)

高濃度ビタミンC点滴を受けることが危険とされている方もいます。

  • G6PD欠損症の方
    G6PD欠損症の方が高濃度ビタミンC点滴を受けてしまうと、重症溶血性貧血発作を起こしてしまう危険性があるため、必ず事前にG6PD欠損症ではないことを検査してから点滴を受ける必要があります。
    G6PD欠損症は、正式名称を「グルコースー6-リン酸脱水素酵素欠損症」といいます。血液中の赤血球に含まれるグルコースー6-リン酸脱水素酵素(G6PD)は、赤血球の働きを維持するうえで重要な酵素です。
    G6PD欠損症の方は、生まれつきこのG6PDが少ないことで、血液中の赤血球が体内で破壊されてしまい、貧血を起こしてしまうのです。
    基本的には無自覚、無症状であることが多いので、高濃度ビタミンC点滴を受ける前に検査を受けることをおすすめします。
  • 心不全の方
    心不全は、心臓から十分な血液が送り出せないことで、体に必要な酸素や栄養が足りなくなり、坂道や階段で息切れを起こしたり、疲れやすくなったりする病気です。
    また、腎臓に流れる血液が少なくなることで尿の量が減り、足がむくむ、体重が増加するなどの症状が出ることもあります。
    高濃度ビタミンC点滴は、ビタミンCの濃度が高いことから心臓に負担をかけてしまう可能性が高く、心不全の方は控えた方がよいとされています。
  • 腎不全の方
    腎不全とは腎臓が十分に役割を果たせなくなった状態で、人工透析や腎臓移植が必要になるほど深刻な状態に進行することもあります。
    腎不全の方や人工透析をしている方は、高濃度ビタミンC点滴を行うことで腎機能がさらに低下してしまう可能性があります。

G6PD欠損症(Wikipedia一部引用)
心不全(国立循環器病研究センターHP引用)
腎不全(透析会誌一部引用)

コラーゲンは、様々な結合組織に、力学的な強度を与えるのに役立っている。若干の弾力性もある。また、皮膚の弾力性や強度に役立っている。

引用:Wikipedia – コラーゲン

メラニンとは、肌や毛髪、瞳の色を作る色素のこと。紫外線を吸収して肌を守ってくれる、大切な役目。メラニンを生み出す細胞が紫外線や肌トラブルなどにより過剰に刺激を受けると必要以上にメラニンが増えてしまう。

引用:資生堂コラム

乾燥・くすみ撃退!ビタミンCで美白を手に入れる

こちらでは、ビタミンCで美白になる理由やビタミンCの効果的な摂り方についてお伝えしていきます。

乾燥肌とくすみにビタミンCが効く理由

ビタミンCは、肌の健康を維持するための多岐にわたる効果を持っています。肌のバリア機能をサポートし、水分保持能力を高めることで、乾燥を予防する効果があります。 また、ビタミンCはメラニンの生成を抑制・還元(美白作用)する効果もあるため、くすみの改善効果も期待できると言われています。

内服?点滴?ビタミンCの効果的な摂り方

水溶性であるビタミンCは、通常の食事や内服薬などで経口摂取しても余剰分は尿として排出されてしまいます。しかし、静脈内に直接ビタミンCを投与すると、経口摂取の数十倍の量が血管内に行き渡ります。
その結果、ビタミンCが必要な各器官に直接行き渡るので、点滴療法の方が高い美容効果が期待できます。

高濃度ビタミンC点滴による美白ケアの秘訣

せっかく高濃度ビタミンC点滴を行うのであれば美白ケアの秘訣も気になりますよね。
紫外線対策はもちろん大切ですが、今回は高濃度ビタミンC点滴の正しい使い方と日常に取り入れていただくとよりよい食べ物についてお伝えしていきます。

効果を最大限に!高濃度ビタミン点滴の正しい使い方

高濃度ビタミンC点滴は即効性を感じる反面、効果持続期間は長くても1週間程です。最初は1〜2週間に1回を継続してコンディションを整え、徐々に間隔を開けながら、継続的に受けることをお勧めします。

高濃度ビタミンC点滴にプラスαで取り入れると良い食べ物

  1. ビタミンCを多く含む食べ物
    ビタミンCはメラニン色素の生成を妨げる作用や、肌にとって大切な構成成分であるコラーゲンを生成する働きがあります。
    …アセロラ/ケール/パセリ/煎茶/グァバ/赤ピーマン・黄ピーマン/海苔/ゆず/キウイフルーツ/ブロッコリー
  2. ビタミンEを多く含む食べ物
    ビタミンEは身体全体の血行を促し、正常なターンオーバーを取り戻す助けとなります。
    …煎茶/ひまわり油・大豆油・米ぬか油・大豆油・えごま油/アーモンド/小麦胚芽/きなこ/大豆
  3. ビタミンB2、ビタミンB6を多く含む食べ物
    ビタミンB2は脂質の代謝を促し、皮膚の健康を保ちます。
    …卵/チーズ/肉類など
    ビタミンB6は細胞の代謝を助け、肌荒れを防ぐ効果があります。
    …にんにく/ピスタチオ/こんにゃく/マグロ/しょうが/じゃがいも
  4. トマトに含まれる「リコピン」
    リコピンはトマトに含まれる成分であり、次のような効果があることが報告されています。
    ・メラニンの分泌を抑制する効果
    ・紫外線によるコラーゲン現象を抑制する効果
    ・日焼け防止効果
    ・角質層の改善をする効果

特に美白におすすめしたいものをピックアップしましたが、あくまでも「これだけ食べればよい」ということではないためご注意ください。偏った食事ではなくバランスの良い食事を心がけることが大切です。

参考:文部科学省食品成分データベース

美白だけじゃない!高濃度ビタミンC点滴の全身への効果

高濃度ビタミンC点滴の効果として美白についてお伝えしていきましたが、美白だけではなく様々な健康への効果もあるので紹介していきます。

高濃度ビタミンC点滴の健康へのプラス面

  • 免疫力向上
    ビタミンCはリンパ球の働きを活性化し、抗ウィルス作用のある物質を増やします。そして免疫力を向上させ、風邪やウイルスなどによる感染症を予防して健康をつくります。
  • がん予防作用
    ビタミンCは抗酸化作用により、がんの原因となる活性酸素を無毒化します。また、抗がん作用のある物質の生産を促すのでがん予防効果があります。
  • 生活習慣病改善効果
    ビタミンCは、動脈硬化を促進する過酸化脂質の生成を抑制し、血中コレステロール値を低下させる作用があります。糖尿病の方は、ビタミンCを補給することで血糖値の改善も期待できます。
  • 抗アレルギー作用
    ビタミンCの抗ヒスタミン作用により、アレルギー疾患が緩和します。

美白効果以外の高濃度ビタミンC点滴の利点

ビタミンCはコラーゲンやエラスチン、セラミドを産生させるため、キメが整いうるおいやハリのある肌に導いてくれます。
また、メラニン発生を抑制するため、シミやソバカスを防いだり日焼けしてしまったお肌を助けるという利点もあります。

コラーゲンは、様々な結合組織に、力学的な強度を与えるのに役立っている。若干の弾力性もある。また、皮膚の弾力性や強度に役立っている。

引用:Wikipedia – コラーゲン

エラスチンとは、コラーゲン繊維を支える役割を持つ繊維である。

引用:Wikipedia – エラスチン

角層細胞どうしのすき間を満たし、細胞どうしや水分をつなぎとめているのが、肌の必須成分

引用:花王 肌の必須成分「セラミド」とは

美と健康を同時に手に入れる高濃度ビタミンC点滴

前節でもお伝えしましたが、高濃度ビタミンC点滴には美白・美肌の美容面の効果だけではなく、免疫力を高めたり、生活習慣病の改善、アレルギー改善にガン治療など健康面でも体に良い効果があります。
美容とともに健康も同時に手に入れることができるのは嬉しいですね。

高濃度ビタミンC点滴の誤解を解消!専門家が解説する真実

高濃度ビタミンC点滴の安全性はどうなのか?副作用はないのだろうか?不安に思うところ。
高濃度ビタミンC点滴の真実をお伝えしていきます。

高濃度ビタミンC点滴に関する一般的な誤解とその訂正

「高濃度のビタミンを一度に摂取しても吸収できない。」
→経口からのビタミン摂取はほとんどが排泄されてしまいますが、点滴の場合はダイレクトに血管へビタミンを送るため効果的に吸収できます。
美白目的であれば高濃度ビタミンC25gがお勧めです。

「美容の点滴は意味がない。」
→高濃度ビタミンC点滴をすることでメラニン色素を抑制還元し美白になっていきます。しかし、点滴後すぐにメラニンを無くすことは難しく、徐々に肌を白くしていきます。体の内側から美白にする点滴施術は、1回で効果を実感するのは難しいのです。このことから「美白点滴は意味ない」「美容点滴は効果ない」と感じる可能性があるといえるでしょう。
1回だけではなく、継続して受けて頂くことで1回の持続期間も長くなりますし効果を実感して頂けます。

高濃度ビタミンC点滴の安全性についての真実

高濃度ビタミンC点滴には基本的には副作用はない施術になりますが、以下の副作用が出る場合もあります。

  1. 点滴刺入部位、あるいは血管に沿った痛み
    これは比較的多く見られます。ビタミンCの量や点滴の速度、血管の状態などが関係します。大量のビタミンC点滴は浸透圧が高いため、痛みの原因となります。このような条件で起こる痛みに対しては、温めたり、点滴の速度をゆっくりにすることで対応できます。
  2. 吐き気や頭痛など
    ときどき見られる副作用ですが、点滴の速度や、患者さんの全身状態などによります。点滴の速度をゆっくりするなどして対応できます。
  3. 眠気、ボーっとする
    比較的よく見られる症状で、主にビタミンCの抗ヒスタミン作用によると考えられています。花粉症などアレルギーの薬を飲んだら運転をしないでくださいと注意されるのは、そのような薬の抗ヒスタミン作用が眠気を誘うためです。ビタミンCの点滴も、それと同じ作用が出ることがあります。ですから、ビタミンCはアレルギーにも効くのです。
  4. 低血糖
    低血糖は、ビタミンCとブドウ糖の構造が非常によく似ているために起こります。ビタミンCが点滴によって入ってきたときに、体はブドウ糖が入ってきたと勘違いします。血糖を下げるためにインスリンというホルモンが出て、低血糖になってしまいます。これは点滴が始まって5〜10分以内に起こることが多いのです。
    空腹時の点滴は低血糖のリスクが高くなってしまうので、食事を摂ってから点滴することをお勧めします。食事が取れなかった場合は飴を舐めるのも有効です。

副作用が出る場合もありますが、それぞれ対応することができるものですので安心してください。

まとめ

美白になりたいと多くの方が憧れる現代。ビタミンCを食事だけではなく、点滴も併用し効果的に摂ることで美白を手に入れることができます。さらに、高濃度ビタミンC点滴には美白以外に健康にも良いという嬉しい効果もあります。
高濃度ビタミンC点滴は基本的に副作用はありませんが、施術を受けられない方もいらっしゃいます。ビタミンCの量によっては施術前に高濃度ビタミンC点滴が可能かどうか検査が必要になります。健康状態も含めて医師がしっかりと確認いたしますのでご安心ください。
紫外線も増加してくる時期になります。紫外線対策に加え、高濃度ビタミンC点滴を併用しながら美白を手に入れていきましょう。

気になる方はぜひ椿クリニックにてご相談下さい。

よくあるご質問

肌を白くするのはビタミン何ですか?

ビタミンCです。
美白に効果的なビタミンCとは、メラニン色素の生成を抑えたり還元を促すため美白に効果的なビタミンです。

レモンで肌は白くなりますか?

レモンにはビタミンCとクエン酸が豊富に含まれているため、長期的に肌に使用することで、透明感がアップし、美白効果が期待できます。
ただし、クエン酸によって、肌は紫外線にさらに敏感になるため、朝の摂取は控えるのがお勧めです。

ビタミンC以外にも美白に効果のあるビタミンは何ですか?

ビタミンEとビタミンAです。
ビタミンEには酸化作用を抑える働きがあり、ビタミンAには、皮膚や粘膜の健康をサポートする役割があります。
ビタミンCと一緒に摂取することで相乗効果があります。ただしビタミンEとAには過剰摂取による副作用が出る事があるので注意が必要です。

「高濃度ビタミンC点滴」について
の詳細はこちら

美肌・美白治療メニューについて
の詳細はこちら

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

前の記事を見る

保湿力をアップして肌質を改善するヒアルロン酸とは。ボライトXCを徹底解説

次の記事を見る

美肌を叶えるビタミンCの力とは。効果的な摂取方法もご紹介します

この記事をシェアする

あわせて読みたい関連記事

カテゴリから記事を探す

タグから記事を探す

短いダウンタイムで実感できる美しさ
切らない美容医療専門

銀座・名古屋・心斎橋

椿クリニック