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気になるいちご鼻の改善方法|原因からケア方法まで徹底解説

気になるいちご鼻の改善方法|原因からケア方法まで徹底解説

この記事を読んでわかること

  • いちご鼻は、鼻の毛穴に黒いぽつぽつとした角栓が現れ、ざらついた状態になるのが特徴です。
  • 古くなった角質と皮脂が混ざり、できた角栓が酸化することで黒い角栓となり、いちご鼻の主な原因になります。
  • 鼻を頻繁に触ったり、角栓を押し出す行動が肌にダメージを与え、化粧崩れなどのトラブルを招くことがあります。
  • 正しいクレンジングや泡洗顔で余分な皮脂や汚れを落とし、保湿をしっかり行うことでいちご鼻を予防できます。
  • いちご鼻の効果的な改善には、ウォーターピーリングが効果的です。

いちごのように、鼻の毛穴が黒くぽつぽつとして、何をしても綺麗にならないと、悩みの種になっている人は多いと思います。
なぜいちご鼻になってしまうのでしょうか。セルフケアで改善はできるのでしょうか。
いちご鼻でお悩みの方の疑問を解消して、その悩みを改善するための方法を解説します。

いちご鼻とは?その原因と症状

いちご鼻とは?その原因と症状

鼻が黒くぽつぽつとして、まるでいちごのように見えるいちご鼻。悩みの種になっている人は多いのではないでしょうか。その特徴や原因について解説します。

いちご鼻の特徴

いちご鼻は、鼻の毛穴が黒でぽつぽつ、ざらざらとしていることが特徴です。

その見た目がいちごに似ていることから「いちご鼻」と言われ、多くの方の悩みになっています。また、いちご鼻を隠すためについつい化粧が厚塗りになってしまうことも。

厚塗りした化粧がしっかりと落としきれていなかったり、落とす際に肌をごしごしと擦ってしまったりすることで、肌へのダメージが大きくなるほか、いちご鼻が悪化しやすいという悪循環にも陥りやすくなります。

いちご鼻ができる主な原因

いちご鼻ができてしまう主な原因は、角栓の詰まりにあります。
角栓は古くなった角質と過剰に分泌された皮脂が混ざり合うことでできます。この角栓が毛穴に詰まることで、白くぽつぽつとした肌状態になってしまいますが、ケア不足などで角栓が取り除かれないままになっていると、段々と酸化して黒くなっていきます。
黒く酸化した角栓が肌に残ることで、いちご鼻ができてしまいます。
Tゾーンである鼻は特に皮脂の分泌量が多くなりやすいため、日々の適切なケアが重要になります。

この脂肪酸が毛穴の角質細胞を成長させて剥離され、皮脂と混ざることで角栓となっている[2]

参考:Wikipedia – 角栓

皮脂(ひし、: Sebum)は、皮脂腺から分泌される脂肪などを含むエマルション状の液体である。皮脂腺の腺細胞が内部で合成した分泌物を多量に蓄積した後、細胞全体が崩壊することによって皮脂腺内腔に放出される。

参考:Wikipedia – 皮脂

いちご鼻がもたらす影響

いちご鼻があることで、それが気になって鼻を過剰に触ってしまったり、角栓を取ろうとして毛穴を押し潰してしまったりと、肌にとって悪影響が多くなります。
また、いちご鼻を隠そうと化粧が厚塗りになってしまうことで、日中の化粧崩れや、化粧に時間がかかってしまうなどの影響もあります。

いちご鼻のセルフケア方法

いちご鼻のセルフケア方法

いちご鼻は正しいセルフケアで、予防することができます。そのケア方法について解説します。

正しい洗顔の方法

角栓は、過剰な皮脂の分泌によって作られるため、肌に余分な皮脂を残さないことが重要になります。また、日中についた汚れや化粧が肌に残ることでも毛穴詰まりの原因となります。
メイクをした日はもちろんですが、化粧をしていない日でも、大気中の汚れが肌についているため、クレンジングをしてから洗顔するようにしましょう。
洗顔の際は、たっぷりの泡で優しく肌を抑えるように洗うことで、肌への摩擦を軽減でき、ダメージを抑えることができます。
また、夜にしっかりと肌の汚れを洗い流した翌日の朝の洗顔は、水のみでの洗顔にしておくといいでしょう。

過剰な皮脂は、肌が乾燥することで肌を刺激から守ろうと分泌されます。夜のうちに分泌された適度な皮脂を、朝にしっかり洗い落としてしまうことで、日中の肌の乾燥につながりやすくなります。そのため、朝はクレンジングや洗顔フォームは使用せずに水またはぬるま湯のみで洗顔しましょう。洗顔後は必ず、化粧水やクリームで肌を保湿するのを忘れないようにしましょう。

毛穴ケアに効果的なスキンケアアイテム

毛穴ケアに効果的な化粧品は、収れん作用のある化粧水や、角質を柔らかくする作用のあるケア用品です。
毛穴の開きが気になる場合、収れん作用のあるもので毛穴の引き締めが期待できます。また、角質を柔らかくする作用のあるケア用品などは、毛穴の詰まりの予防に役立ちます。
他にも、ビタミンCが高濃度に配合されている美容液なども効果的です。
ビタミンCには皮脂分泌を抑える働きがあります。また、角質を柔らかくして毛穴の詰まりを予防する作用などもあります。
角質をケアしつつ、毛穴の詰まりを予防できるケア用品を上手に使っていくことが重要です。

⾼濃度ビタミンC療法では、過剰な皮脂の分泌を抑えてニキビを発生しにくくしたり、皮脂腺の働きを抑えることで毛穴を引き締めたりする効果もあるとされる[13]

参考:Wikipedia – ビタミンC

食生活と生活習慣で改善する方法

いちご鼻の予防には、皮脂分泌をコントロールし角質ケアを行うことが重要です。
皮脂をコントロールするためには、ビタミンB2やB6を意識して摂るといいでしょう。

  • ビタミンB2
    食事で摂った脂質をエネルギー源に変える働きをします。不足することで脂質の代謝バランスが崩れ、肌の皮脂のバランスも崩れやすくなります。豚や牛、鶏のレバー、卵、納豆などに多く含まれています。
  • ビタミンB6
    脂質の消化や角質などの体のタンパク質の合成に使われます。この栄養素が不足すると、肌の新陳代謝が上手くいかず、皮脂の過剰分泌や毛穴詰まりにつながりやすくなります。アジやサンマなどの青魚、マグロ、ささみやゴマ類などに多く含まれています。

反対に、ジャンクフードや洋菓子などの糖分や脂質の多い食事は、肌の皮脂分泌を過剰にしてしまうため、控えるといいでしょう。
また、ストレスや睡眠不足なども皮脂の分泌を過剰にしてしまいます。質の良い睡眠を取るようにしたり、趣味の時間を作るなどしてストレスを溜めないようにしましょう。

ビタミンB群(ビタミンBぐん、: B vitamins)とは、水溶性ビタミンのうち、ビタミンB1ビタミンB2ナイアシンパントテン酸ビタミンB6ビタミンB12葉酸ビオチンの8種の総称で、ビタミンB複合体とも呼ばれる。

参考:Wikipedia – ビタミンB群

ウォーターピーリングとは?

ウォーターピーリングとは?

毛穴の汚れの洗浄や、角栓の除去にはウォーターピーリングが効果的です。

ウォーターピーリングの基本原理

ウォーターピーリングとは、水流の力を利用して、肌の角質の除去や毛穴の洗浄ができるピーリング施術です。
椿クリニックのウォーターピーリングでは、渦巻状の水流を作り、強力な水流で水素とピーリング剤を噴射し、余分な皮脂や角質、汚れを徹底的に洗浄します。美容成分を多く含んだ水流で肌をケアしながら、毛穴の奥の汚れや古い角質などの老廃物を除去します。仕上げに保湿成分などを含む複数の美容液を肌に浸透させ、すこやかな肌に整えることが可能です。

クレンジングから保湿まで、同時に行えるのがウォーターピーリングの魅力です。

他のピーリング方法との違い

ピーリングと聞くと、ケミカルピーリングを思い浮かべる方も多いと思いますが、ウォーターピーリングと大きく違う点は、強い薬剤を使わないため、肌への負担が軽減されるということです。
ケミカルピーリングは、酸の薬剤を肌に塗り、肌上で反応を起こして角質を剥離するため、肌の弱い人や乾燥肌の人は、赤みが強く出たり、痒みが起こったりと副反応が強く出る傾向にありました。しかし、ウォーターピーリングは、水の力によって角質をケアしたり、毛穴をケアしたりするため、肌の弱い人でも安心して施術を受けることができます。

ウォーターピーリングがいちご鼻に効果的な理由

ウォーターピーリングがいちご鼻の改善に効果的な理由は、水流という物理的作用によって毛穴に入り込むことで角栓を除去できるからです。
ケミカルピーリングは、肌の表面上のケアによって過剰な皮脂の改善や、ターンオーバーを促進することで改善されるシミや色素沈着などの悩みなどには非常に効果的です。しかし、毛穴の中の汚れまでは改善が難しく、角栓ができているとなおさらです。
そのため、ウォーターピーリングにて角栓を除去し、毛穴の中の汚れまで綺麗に洗浄することで、いちご鼻の改善が可能です。

ウォーターピーリングのメリットとデメリット

ウォーターピーリングのメリットやデメリットを解説していきます。

メリット:即効性と持続性

ウォーターピーリングは、施術後すぐに肌がつるっとした感じを実感することができます。
1回の施術でも効果を感じることができますが、3~5回程度繰り返し施術を受けることで、よりいちご鼻の改善効果を感じることができます。
日々のケアをしっかりとして、角栓を作りにくい生活を送ることで、いちご鼻の改善効果は持続しやすくなります。

デメリット:一時的な副作用と対策

ウォーターピーリングでは、副作用が現れることは稀ですが、赤みやひりつきが起きる可能性があります。
また、自宅でのセルフウォーターピーリングは、角栓が取れず、肝斑のリスクが上がるなどのデメリットがあるため、ウォーターピーリングを受ける際は、必ず医療機関で受けるようにしましょう。

他の治療と組み合わせるメリット

ウォーターピーリングは、他の美容施術との組み合わせでより効果的に働きます。

【イオン導入】
ウォーターピーリングの後は、角栓が取れた毛穴が開いたままの状態のため、毛穴を引き締める効果のあるグリシルグリシンでのイオン導入がおすすめです。角栓が取り除かれたことで、効果的に毛穴の引き締めが期待できます。

【フォトフェイシャル】
フォトフェイシャルも毛穴を引き締める効果が期待できます。また、毛穴に沿って色素沈着などが起きている場合、角栓が取れた後も毛穴の黒ずみが気になる可能性があります。フォトフェイシャルでは色素沈着を薄くする作用も期待できるため、一緒に施術を受けることでより毛穴の悩み改善に効果的に働きます。

ウォーターピーリングの施術方法と流れ

椿クリニックでのウォーターピーリングの施術の流れを解説します。

椿クリニックでの施術の流れ

ウォーターピーリングの施術前には、肌の汚れやメイクを落とすために洗顔をしていただきます。肌に何もついていない状態になったら、医師が肌の状態を診察し、問題がなければ施術を進めていきます。
施術自体は30分程度で終了します。終了後はすぐにメイクをしていただいて大丈夫ですが、しっかりと保湿をしてからメイクするようにしましょう。

初めての方への事前準備と注意点

ウォーターピーリングの施術前には、過度に日焼けしないこと、肌をしっかりと保湿しておくことが重要です。

どの美容施術でも言えることですが、乾燥している肌は施術の刺激を強く受けやすくなり、赤みや痒みなどの副作用が出やすくなります。
また、過度に日焼けしている肌は、すでに大きな負担を負っている状態であり、その上から美容施術を行うことで肌への負担が大きくなりやすくなります。
ウォーターピーリングの施術前には、しっかりと肌のコンディションを整えておくようにしましょう。

施術後のアフターケアと注意事項

施術後は肌が乾燥しやすくなります。また、肌のバリア機能が低下するため、紫外線の影響を受けやすくなります。
化粧水やクリームを使用してしっかりと保湿するようにしましょう。また、外出時には必ず日焼け止めを塗るようにし、こまめに塗りなおすようにしましょう。

まとめ

いちご鼻は古くなった角質や肌の汚れと、過剰に分泌された皮脂が混ざり合うことでできる角栓が毛穴に詰まることが原因です。さらにそのまま角栓が放置されることで段々と酸化していき、角栓が黒くなることでいちごのような黒いぶつぶつができることが、目立ったいちご鼻を形成していきます。
いちご鼻の予防には、角栓を作らせないための肌の保湿や適切な洗顔、皮脂の分泌を抑えるための食事内容やストレスを溜めない事などが重要です。
できてしまったいちご鼻を改善するためには、クリニックでのウォーターピーリングが効果的です。ウォーターピーリングを受けた後は、毛穴を引き締めるための施術を受けると、毛穴悩みの改善により効果的です。

この記事の監修医師

この記事の監修医師

医療法人社団 育麗会 理事長
椿クリニック 総院長

田邊 俊成

1957年12月30日に埼玉県に生まれる。昭和63年に埼玉医科大学を卒業後、皮膚科医としてのキャリアをスタート。その後、都内の大手美容外科にて技術指導医を務め、美容医療分野での深い経験と専門知識を持つ。

平成19年に独立し、愛知県名古屋市に美容皮膚科「はなえクリニック」を開設。その後、銀座、名古屋、心斎橋に展開する美容皮膚科「椿クリニック」の総医院長に就任。平成25年には医療法人社団育麗会を立ち上げ、都市部を中心に先進的な美容医療を提供している。

田邊先生のプロフィールはこちら

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