年齢を重ねるたびにシワ・たるみが気になってきたと悩む女性は非常に多いです。
シワ・たるみの対策で顔筋トレを始める人が多いですが、顔筋トレのやりすぎは逆効果になってしまいます。
当記事では、顔筋トレの正しい方法や椿クリニックでおすすめしている効果的なシワ・たるみ対策を紹介します。
当記事を最後まで読み、正しい顔筋トレの方法と効果的なシワ・たるみ対策を知り、シワ・たるみのない美しい肌を手に入れていきましょう。
顔筋トレのやりすぎはシワになる?顔筋トレの正しい方法|おすすめのシワ・たるみ対策
この記事を読んでわかること
- 適度な顔の筋トレはたるみの予防に効果的ですが、筋肉を過度に使うと皮膚が引っ張られ、シワやたるみが悪化する可能性があります。特に眉間や口角の筋肉は要注意です。
- 顔の筋トレは週2回、1〜2分程度が適切で、毎日の実施は皮膚に負担をかけ、逆効果になる場合があります。
- ヒアルロン酸注入やボトックス注射を併用することで顔筋トレがより効果的に。注射後はしばらく顔筋トレを避けるのがポイントです。
- 顔筋トレは洗顔後や家事中など日常生活に取り入れると続けやすく、定期的に写真を撮って変化を確認するとモチベーションが維持できます。
顔筋トレのやりすぎはシワの原因に?
顔筋トレをやり過ぎるとシワの原因になります。
シワ・たるみをなくすために顔筋トレをしてシワやたるみがひどくなってしまっては本末転倒。
なぜ顔筋トレでシワ・たるみができるのかを詳しく解説していきます。
顔の筋肉の構造と機能
顔の筋肉は表情筋といい、30種類以上の筋肉から構成されて様々な表情を作ります。
表情筋は体の筋肉とは違い、筋肉の一方が皮膚と繋がっている皮筋です。
表情筋は表情をつくる他にも、食べ物を噛んだり、歯を強く食いしばる、口を開けるなど日常生活を送る上で非常に重要な役割をしています。
また、表情筋は肌を支える土台としても機能しており、年齢と共に緩んでいくことで年齢肌として顔に現れます。
たるみやシワが生じるメカニズム
顔は、骨・表情筋・皮下脂肪・真皮・表皮の5層で成り立ち、体の筋肉と一緒で表情筋も使わないと衰えていきます。
表情筋が衰えると、皮膚のハリもなくなりシワ・たるみが出てしまうのです。
表情筋の衰え以外にも、下に引っ張る筋肉が上に引っ張る筋肉よりも優位になることでたるみが発生することもあります。
他にも、表情をつくった時にシワができる部分が後になってできる表情ジワや皮下脂肪の量の変化や位置の変化が起こることでシワ・たるみが生じます。
筋トレがもたらす肌への変化
顔筋トレで表情筋を鍛えることで引き締まり、ほうれい線や目の周りのシワ・頬のたるみを改善させられます。
また、表情が豊かになり、周囲からの印象をよくすることも可能です。
顔の筋トレを習慣化することで皮膚を支える土台である筋肉の衰えを遅らせ、アンチエイジングや若々しい印象の持続につながります。
特に皮膚を上に引っ張る大頬骨筋や小頬骨筋、口輪筋などを鍛えることで効率よく皮膚の引き上げを実感することができます。
顔の筋トレやりすぎの危険性
顔筋トレはシワ・たるみに効果はあるものの、やり過ぎると逆効果になってしまう場合があります。
シワやたるみを悪化させないために、顔筋トレのやり過ぎによる危険性を知っていきましょう。
やりすぎると現れる症状
表情筋は皮筋であり、筋肉の一方が皮膚とつながっています。
そのため、顔筋トレをやり過ぎると繋がっている皮膚も引っ張られて、たるんでしまったり、皮膚が伸び縮みしたダメージでシワが悪化してしまいます。
特に眉間や鼻の付け根にシワを作る皺眉筋や鼻根筋、おでこにシワを作る前頭筋、口角を下に下げへの字の口になる原因の口角下制筋などは鍛え過ぎに要注意です。
トレーニングの適切な頻度とは
顔トレーニングを毎日行うと皮膚への負担が大きくなり逆効果です。
顔筋トレをした後では、筋肉を休ませる時間も必要なため、顔筋トレの頻度としては1週間の間に2回くらいがベスト。
また、1回の顔筋トレの時間が長過ぎるのも肌に負担をかけるため、1〜2分で顔筋トレを終えましょう。
オーバーワークの防止策
顔筋トレをしすぎないためにも、顔筋トレを行う日を決めておくと良いでしょう。
効果を早く求めすぎて顔筋トレを頻回にやってしまいたくなるかもしれませんが、長期的に結果を出していくイメージで顔筋トレを継続してください。
顔の筋トレの正しい手順
気になるシワ・たるみに効果的な筋トレの手順を紹介します。
顔筋トレは、いきなりエクササイズを行うのではなく、ストレッチを行うことでより効果的に行えます。
また顔筋トレ前後の肌へのケアも行うことでハリのある良い肌を手に入れられるでしょう。
効果的なストレッチ方法
- 顔筋トレを行う前にマッサージとストレッチをしていきましょう。
まずは、頬のマッサージです。頬骨のあたりを手のひらの付け根に近い部分を使って上に持ち上げるような形でマッサージします。 - 次に、耳のストレッチです。
耳をつまむようにほぐしていきましょう。
耳の周りには、咬筋や側頭筋、胸鎖乳突筋、耳介筋などがあるためそれらをほぐして顔筋トレを行いやすくします。 - 最後に、唇のストレッチです。
唇をつまむようにマッサージし、『い』を発音する時の口の動きで口を開いていきます。
各部位別のエクササイズ
目元の筋トレのやり方
- まずは指2・3本で目の下側を軽く押さえ圧迫します。
- そのまま目だけで上を見るような感じで、上瞼を強く上げます。
- 10秒キープしたら元に戻しましょう。
顔全体の筋トレのやり方
- 口を大きく開き、下に向けましょう
- そのまま10秒キープしましょう
トレーニングの前後のケア
顔筋トレをする前にはストレッチやマッサージをして表情筋をほぐしてから行うとより効果的です。
顔筋トレ後は筋肉を休息させる必要があるため、次の顔トレまで3日ほど間を空けると良いです。
美容医療との併用で取り組むシワ・たるみ対策
誰もが悩むシワ・たるみ。顔筋トレだけで改善するのは限界があります。
シワ・たるみを改善させるためにも椿クリニックの美容医療と併用していくのがおすすめです。
椿クリニックでは、シワ・たるみ改善にヒアルロン酸注射やボトックスを行っておりそれらの効果や併用するときのポイントを紹介します。
ヒアルロン酸注射やボトックス(ボツリヌストキシン注射)の効果
ヒアルロン酸は保湿・保水成分です。少量を注射することで肌に潤いやハリを与えてシワを改善します。
ボトックス注射はボツリヌストキシンを筋肉に注射することで筋肉を緩ませ、表情じわの改善やエラの筋肉を縮小させて小顔効果を得ることが可能です。
併用時の注意点とおすすめの流れ
顔筋トレとヒアルロン酸注射やボトックス注射を併用することでより良い効果を発揮してくれます。
ボトックス注射を行うことで、筋肉に余計な力が入らず顔筋トレがやりやすくなり、ボトックス注射のもちもよくなります。
ボトックス注射後は3日間程度は顔筋トレはさけましょう。
3日程度経ってから週2回顔筋トレを行うのがおすすめです。
ボトックス注射のポイント
ボトックスは表情の動きによりできる表情じわの改善に効果的です。眉毛を上げるときに使う前頭筋はおでこの横しわを作ります。眉間の縦しわを作る皺眉筋、鼻の付け根のしわバニーラインを作る鼻根筋、笑った時に目尻にできるシワを作る眼輪筋などその表情じわを作っている表情筋を狙って注射を打つ必要があります。
表情じわの他にも、顔の皮膚を下に引っ張る口角下制筋や首の広頚筋などにボトックスを注射することで下に引っ張る力が弱まり、顔の筋トレで皮膚を上に引っ張る小頬骨筋や大頬骨筋を鍛えるとより効率的に皮膚の引き上げが期待できます。
ヒアルロン酸注入のポイント
表情筋による表情じわの改善への第一選択としてはボトックス注射ですが、長い期間表情じわが作られることで皮膚に深く刻まれたしわとなることがあります。ボトックス注射で表情筋の収縮を弱めても消えないしわには、ヒアルロン酸注入でシワのへこみを持ち上げる施術が必要です。
また、顔全体の肌質の改善や、細かいしわなども同時に改善したい場合にはヒアルロン酸のボライトXCを使用することで肌の保水量を増やし肌質の改善が可能です。
顔筋トレの始め方
顔筋トレの効果を知って始めようと思っている人も多いでしょう。
顔筋トレを始めるにあたって2つのポイントを紹介します。
簡単なメニューから始める
まずは簡単なメニューから顔筋トレを始めると良いです。
顔筋トレは継続が大切です。簡単なメニューにすることで継続率も上がっていくためおすすめしています。
徐々に負荷を上げていく
顔筋トレは徐々に負荷を上げていくようにしましょう。
最初から、強い負荷の顔筋トレをしてしまうと、肌への負担も大きくなってしまいます。
かといってずっと弱い負荷の顔筋トレでは表情筋が慣れてしまい効果が得られなくなってしまうので、段階を追って顔筋トレをしていきましょう。
顔筋トレの継続のコツ
顔筋トレを継続させるのはなかなか難しいですよね。
しかし、シワやたるみは数回の顔筋トレで改善していくものではありません。継続していくことで徐々に変わっていきます。
顔筋トレを継続させるためのコツを紹介します。
日々の生活に取り入れる
顔筋トレを日々の生活の中に取り入れるのが良いです。
たとえば、顔を洗った後に行うや家事の最中に行うなどです。
顔筋トレは道具を使わずできるので、あなたのライフスタイルに合わせて行ってみてください。
楽しみながら続ける
顔筋トレを楽しみながら行うことで継続率が上がります。
効果を実感し楽しむために、定期的に写真を撮り比較するのもおすすめです。
ご自身が楽しみながら続けられる方法をぜひ見つけてください。
まとめ
顔筋トレはシワ・たるみの改善・予防に非常に有効です。
しかし、やりすぎたり間違ったやり方をすることでシワやたるみがひどくなってしまう場合があるので注意が必要です。
シワ・たるみは顔筋トレだけで改善させるのには限界があります。
椿クリニックでボトックス注射やヒアルロン酸注射を併用し美しい肌を手に入れていきましょう。
よくあるご質問
顔筋トレを行うことで、日常のメイクやスキンケアに影響することはないです。
顔筋トレを継続することによって、顔全体が引き締まって、表情も良くなっていきます。
年齢を重ねることで表情筋は衰えていくため、年齢が高いほど効果を実感できるのに時間がかかるかもしれません。
しかし、顔筋トレを継続することで確実に表情筋は鍛えられ効果は出てきます。
個人の体質や行う筋トレの種類によって変わりますが、筋トレを始めて数週間で血行が良くなることを感じ、3~4ヶ月後には、顔の筋肉の強化や肌の引き締めを感じることができます。
顔のたるみの改善には頬の筋肉(大頬骨筋)や口の周りにある筋肉(口輪筋)を鍛えると効果的です。大頬骨筋は、口角からこめかみまでつながており、口角を上げ若々しい印象に近づけますし、顔の筋肉の約70%は口輪筋につながっているので、鍛えると顔を引き上げていくことができます。
たるみの原因のひとつに筋肉の衰えがあります。適切に表情筋を鍛えることで、垂れ下がっていた皮膚が持ち上がり、顔全体のたるみの改善につながります。しかし、顔の筋トレのやりすぎは表情筋によるシワを形成してしまう可能性があるため、やりすぎには注意しましょう。
顔の筋トレは様々な効果が期待できます。顔筋トレで表情筋を鍛えることで引き締まり、ほうれい線や目の周りのシワ・頬のたるみを改善させられます。
また、表情が豊かになり、周囲からの印象をよくすることも可能です。