短時間でできるプラセンタ注射や、即効性のある高濃度ビタミンC点滴を組み合わせることでさらに相乗効果もあります。
疲労回復と美肌を同時にできる高濃度ビタミンC点滴とプラセンタ注射について解説していますのでぜひチェックしてみてください。
早く疲労回復したい!美肌効果もある点滴・注射を徹底比較して解説します
目次
疲労が美肌に与える影響:深いつながりを理解する
日々、私たちの体は疲れが溜まりがちで、すっきりした感覚や体が軽い状態を感じることが少ないのではないでしょうか?そんな体の疲れと肌荒れはどんな繋がりがあるのか?日々の生活に取り入れられるケアも含めてお伝えしていきます。
疲労が引き起こす肌トラブル:ストレスと肌荒れのサイクル
肉体的・精神的に疲労が蓄積すると、身体はストレスを感じます。
ストレスを感じると、交感神経が優位になり肌の生まれ変わるサイクル(ターンオーバー)が不調になります。ターンオーバーが乱れると健やかな肌が保てなくなり肌荒れが起こります。
また、女性の場合はストレスによって男性ホルモンの分泌が増えて皮脂量が増加することで、ベタつきを感じやすくなったり、ニキビができやすい肌状態になってしまいます。
美肌を守るための疲労回復テクニック
疲労回復させるためにも、しっかりと休息を取りましょう。
適度な睡眠とバランスの良い食事を心がけ、運動や趣味など自分の時間を過ごすことでストレス解消になって心身ともに整い、お肌の健康にも繋がっていきます。
日常生活でできる美肌へのケア
スキンケアはもちろん大切ですが、日常生活を整えることも美肌を保つためには欠かせません。
日々のスキンケアでは、たっぷりの泡で優しく洗顔し、肌を清潔に保ちましょう。肌が乾燥すると炎症やトラブルを招きやすい為、洗顔後はすぐに化粧水や保湿で肌を潤しましょう。
紫外線対策は、季節や天気を問わず毎日行うように心がけましょう。
食事は、バランスの良い食事を心がけ、油物や甘いお菓子、ジュースなど摂りすぎると肌のターンオーバーが乱れやすい為ストレスにならない程度に気をつけましょう。
しっかりと睡眠を取ることで皮膚の細胞が回復・修復されます。質の良い入眠となるためにも、湯船に浸かりましょう。入浴は血行が良くなり疲労回復・ストレス緩和にも効果的ですよ。
高濃度ビタミンC点滴:即効性と美肌への影響
血管へダイレクトにビタミンCを投与できる高濃度ビタミンC点滴は内服薬でビタミンCを摂取するより即効性があります。高濃度ビタミンC点滴はどのような効果が期待できるのかお伝えしていきます。
高濃度ビタミンC点滴の基本:どんな効果があるのか?
高濃度ビタミンC点滴は、静脈内に直接ビタミンCを投与することで、ビタミンCが必要な各器官に直接行き渡り、美肌・美白効果が期待できる治療です。
高濃度ビタミンC点滴には以下のような効果が期待できます。
- コラーゲンの生成促進(肌のハリ・弾力を取り戻す)
- メラニン生成の抑制(肌のシミ予防・改善、美白効果)
- 抗酸化作用(老化防止、ニキビ予防・改善、疲労回復・抗ストレス効果)
- 免疫力向上(風邪やウイルス感染の予防)
高濃度ビタミンC点滴療法(こうのうどビタミンシーてんてきりょうほう)は、高濃度のビタミンCを点滴することでがん治療に効果があるとする療法[1][2]。主に日本の一部の医療機関で行われているが、欧米では臨床試験が盛んに行われた[要出典]。
引用:Wikipedia – 高濃度ビタミンC点滴療法
コラーゲンは、様々な結合組織に、力学的な強度を与えるのに役立っている。若干の弾力性もある。また、皮膚の弾力性や強度に役立っている。
引用:Wikipedia – コラーゲン
疲労回復を早めるビタミンC点滴の役割
疲労が溜まりストレスを感じると身体にあるビタミンCが消費され、活性酸素が体内にたまり血流が悪くなります。高濃度ビタミンC点滴をすることで、消費したビタミンCを一度に補うことができ、ストレスの緩和や疲労の回復を早める作用があります。
美肌への効果:ビタミンC点滴で得られる明るい肌
ビタミンCはシミの原因物質であるメラニンの合成を抑制し、さらに黒色メラニンを脱色する働きや、紫外線によるメラニンの合成自体を妨ぐ効果もあります。つまり、高濃度ビタミンC点滴をすることで美白・美肌への効果も期待できるのです。
紫外線により発生する活性酸素の影響でメラニンが合成される。ビタミンCはメラニン生成時に働く酵素チロシナーゼの活性化を阻害し、黒色メラニン合成を抑制するとされている。
引用:Wikipedia – ビタミンC
ビタミンC点滴治療の適切な頻度とは?
高濃度ビタミンC点滴は、即効性を感じる反面、効果持続期間は長くても1週間程です。最初は1〜2週間に1回を継続してコンディションを整え、徐々に間隔を開けながら、継続的に受けることをお勧めします。
プラセンタ注射:全身のリフレッシュと若返り
プラセンタという言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、プラセンタ注射とはどのような治療なのか、効果や注意するポイントなども一緒にお伝えしていきます。
プラセンタ注射とは?全体的な健康へのメリット
プラセンタ注射とは、ヒトの胎盤から抽出した成分を注射で投与する治療法です。プラセンタ注射には成長ホルモンの分泌や細胞の増殖に重要な役割を持つ「成長因子」のほか、アミノ酸やビタミン、ミネラルなどさまざまな栄養素が含まれます。これらの成分を体内に摂り入れることで、細胞の新陳代謝を高め若々しさを保ったり免疫力を向上させたりするほか、更年期障害などの女性特有の不調にも効果が期待できます。エイジングケアだけでなく、身体全体の健康を維持したいとお考えの場合におすすめの施術です。
プラセンタ注射による早期疲労回復への影響
人間の体には、軽いケガ・病気・疲労が発生しても、時間の経過とともに回復する「自然治癒能力」があります。しかし、加齢などにより自然治癒能力が衰えると回復が遅れ、体の調子が回復しない、疲労がいつまでも残るといったことになりかねません。
プラセンタには、豊富な栄養や成長因子が含まれており、細胞を活性化し自然治癒力を高める効果があるため疲労回復に効果的なのです。
肌の若返り:プラセンタ注射によるアンチエイジング効果
プラセンタに含まれる栄養素や成長因子には、皮膚細胞を活性化し、修復・再生を促す効果があります。細胞が修復・再生することで、肌にハリや弾力が生まれ、シワやたるみの改善につながります。さらに、プラセンタの持つ「抗酸化作用」も美肌に効果的です。酸化は簡単に言うと「サビつく」ことで、肌の細胞が酸化すると、くすみなどの老化の原因となります。つまり、プラセンタ注射によって酸化を防ぐことで、肌の老化をケアし、アンチエイジング効果に繋がります。
安全性と効果:プラセンタ注射の頻度と注意点
プラセンタ注射の多くは人間の胎盤から取得したものであり、vCJD(ヤコブ病)の伝播の理論的なリスクが否定できないため、厚生労働省によりプラセンタ注射の施術を受けた方は献血をしてはいけない指示が出されています。
プラセンタの成分は体内にスムーズに吸収されますが、効果の持続期間は2〜3日程度と数日しか維持しません。プラセンタ注射の効果は一時的なものであり、継続して行う必要があります。
プラセンタ注射を打つ具体的な頻度は、自身の健康面や求める効果によっても異なりますが、最初のうちは1週間に2回、症状が改善したら1〜2週間に1回など期間をあけてもよいでしょう。
引用:厚生労働省HP
美容と健康のための最適な選択:ビタミンC点滴vsプラセンタ注射
こちらではビタミンC点滴とプラセンタ注射はどのようなお悩みの場合にどちらを選択したらよいのか?についてお伝えしていきます。
目的別ガイド:どちらの治療があなたに適しているか?
前項では、高濃度ビタミンC点滴とプラセンタ注射それぞれの効果をお伝えしていきましたが、期待する効果が似ているためどちらを選べばいいのか迷いますよね。
高濃度ビタミンC点滴とプラセンタ注射では、注射する場所が異なるため効果の出るスピードが異なります。
高濃度ビタミンC点滴は静脈に点滴する為、血液にダイレクトに薬剤が届き即効性があります。
対してプラセンタ注射は、筋肉注射のため点滴に比べると血液に届くまでに少し時間がかかります。
また、高濃度ビタミンC点滴は点滴中にめまいや吐き気、血管痛などの副作用が出る場合があるため1時間程ゆっくりと投与します。
プラセンタ注射は筋肉注射ですので5分程度で施術が終わるため時間がない方にお勧めです。
美肌効果の比較:ビタミンC点滴とプラセンタ注射の違い
ビタミンCとプラセンタ注射の美肌効果には、シミ・シワ・乾燥・ニキビの予防や改善に効果があります。
どちらとも同じような効果の期待がありますが、年齢とともに気になってきたお悩みに対しては肌の老化を防ぎアンチエイジング効果も期待できるプラセンタ注射の方がおすすめです。
美白やニキビ改善を期待される方は紫外線によるメラニンの合成自体を妨ぐ効果や抗炎症作用、皮脂抑制作用のあるビタミンC点滴がおすすめです。
専門家からのアドバイス:あなたに合った治療法の選び方
美容施術は1回でも効果を感じることができる場合もありますが、やはり継続して施術を受けていただくことでより効果が期待ができます。
そのためにも今のライフスタイルに無理なく取り入れられる施術を選択することが継続しやすいポイントにもなっていきます。
施術の前に、お悩みやそれぞれのライフスタイルに合うよりよい治療法を選択できるようクリニックへ相談してみましょう。自分自身に合った施術を見つけることで、無理なく美しさを維持することが可能です。
ビタミンC点滴とプラセンタ注射の補完的な利用
ビタミンC点滴とプラセンタ注射のそれぞれ効果の良さがありますが、2つの施術を組み合わせることのメリットや治療のスケジュールの一例についてもお伝えしていきます。
二つの治療法を組み合わせるメリット
類似した効果のある高濃度ビタミンC点滴とプラセンタ注射ですが、二つの治療を組み合わせることで相乗効果もあります。
また、時間がない時には短時間で終わるプラセンタ注射を選択したり、即効性を求めるなら高濃度ビタミンC点滴を選択したりと、その時の体調やスケジュールに合わせて組み合わせていくことができるのもよいですね。
美容と健康のための統合的アプローチ:治療計画の例
プラセンタ注射の持続期間は2〜3日と言われています。また高濃度ビタミンC点滴の持続期間は1週間程度です。
疲労回復を第一目的とした理想の一例としては、疲労回復させるためにも最初は週に2〜3回プラセンタ注射を行い、1〜2週に1回高濃度ビタミンC点滴を並行して行う。
症状が落ち着いてきたら週に1回プラセンタ注射を行い、月に1〜2回高濃度ビタミンC点滴を行うなど少しずつ期間をあけながら継続していくとよいでしょう。
また、疲労回復の即効性を求めるのであれば血管にダイレクトに投与できる高濃度ビタミンC点滴から始めるのもひとつの方法です。
高濃度ビタミンC点滴とプラセンタ注射:安全性と相乗効果
高濃度ビタミンC点滴とプラセンタ注射の相乗効果についてや副作用・安全性についてお伝えしていきます。
プラセンタ注射と高濃度ビタミンC点滴の相乗効果
プラセンタ注射と高濃度ビタミンC点滴の二つの治療を組み合わせることでさらに相乗効果を期待できます。効果としては下記があげられます。
- メラニンの生成を抑制しシミを予防・改善する
- 抗酸化作用によりくすみを改善し若々しい肌を維持する
- コラーゲン生成を促進することで肌にハリ・弾力を与える
- 抗酸化作用や血行促進による疲労回復効果
プラセンタ注射と高濃度ビタミンC点滴で効果は類似していますが、同じ疲労回復の効果をみても、プラセンタ注射は血行促進により疲労回復効果があり、高濃度ビタミンC点滴は抗酸化作用やストレス緩和により疲労回復効果があるため、それぞれのアプローチで効果を高め合うことができるのです。
長期的な効果と副作用:何を期待し、何に注意すべきか?
高濃度ビタミンC点滴やプラセンタ注射は、長期的に体内に貯蔵できませんので、定期的に行なうことで効果が持続すると言われています。
プラセンタ注射は、ほとんど副作用はありませんが、注射部位の発赤・痛み・腫れ・熱感を感じるなどがあげられています。
高濃度ビタミンC点滴の副作用については、点滴痛や口渇、吐き気や頭痛、低血糖などがあげられていますが、点滴時に対応できるものなのでご安心ください。
まとめ
日々積み重なる疲労をそのままにしてしまうと、ストレスや肌トラブルにつながる可能性があります。日常生活の中で睡眠や入浴など生活習慣を整えることも大切ではありますが、美容クリニックでプラセンタ注射や高濃度ビタミンC点滴をすることで疲労回復だけではなく美肌も手に入れることができます。
プラセンタ注射や高濃度ビタミンC点滴は、ほとんど副作用もなく安全な施術です。プラセンタ注射を受けると献血をすることができなくなりますが、短時間で施術を受けることができるので時間が取りにくい方でも受けて頂きやすい治療です。高濃度ビタミンC点滴は1時間ほどゆっくりと点滴をしていきますが血管に直接薬剤を入れるため即効性があります。それぞれにいいところがある2つの治療を組み合わせることで相乗効果の期待もできます。
気になる方はぜひ椿クリニックにご相談ください。